戦争させないための 3.4 市民連合学習決起集会 報告

―誰も殺さない、殺させないために『戦争回避』の戦略を市民の立場から考えるー

講演 中野晃一さん(上智大学教授)

2023年3月4日(土)2時~4時半(1時半開場)
王寺町地域交流センター・5階リーベルホール

奈良市民連合、奈良1区市民連合、奈良2区市民連合、市民連合中南和の合同主催で行われました。

 奈良市民連合共同代表の淺川肇さんが「前を向いていく政治に変えていこう」と開会挨拶をされました。

 中野さんは「大変な世の中になった。子や孫のために何とかしないという思いは皆さんと同じ。9条の役割、これまで中国などアジア諸国に対する『安心供与』、アメリカの戦争に巻き込まれるのを防ぐ、13 条とともに戦争ではなく国民の生命と自由と暮らしを最優先させる。それを根底から覆すのが安保法制であり、さらに具体化するのが『安保3文書』。アメリカ一辺倒の『同盟』と『抑止』では戦争を引き起こしかねない。今ならまだ避けられる。平和外交による安全保障戦略を求めて行く声を市民が上げて行く。街中でのスタンディングや署名、実は視覚にも心にも届いている」、野党共闘については「それぞれの政党のユニークなところを削り合って、少しでも大きな接着面を作って一緒にやっていく。物足りなく感じるが、それが野党共闘。政党の事情があるのも民主主義。あきらめずに何度も共闘の申し入れを行っていく」など質問への回答も含めて約110 分の講演でした。

 その後、立憲野党各代表の紹介と、アピール文の読み上げ、奈良市民連合の池本昌弘さんの閉会挨拶で締めくくられました。
 オンライン参加も含めて約150名の参加でした。
 この学びと経験を活かし、次へつなげていきましょう。

動画はこちらからご覧いただけます。

戦争させないための3.4市民連合学習決起集会
アピール

昨年2月24日にロシアがウクライナに侵攻し、1年が経ちました。ウクライナはたちまち戦火に包まれ、いまだに多くの犠牲者が生まれています。いったん戦争を始めたらすぐには終われない現実を日々私たちは突きつけられ、だからこそ決して戦争などという愚かな手段は使ってはいけないことを思い知らされています。しかし昨年12月岸田政権は、ウクライナ情勢に乗じて「安保関連3文書」を閣議決定し、自国が攻撃を受けていなくても、「敵基地攻撃能力の保有」を可能とし、これまでできないとされていた「先制攻撃」がアメリカの指揮下でできるようにしたのです。戦後の日本の安全保障体制を根底から覆すような法案であるにもかかわらず、岸田首相が国会にもかけず、国民にも知らせることなく、閣議決定という暴挙に踏み切ったことに対し、私たちは怒りをもって抗議するものです。

さらに岸田政権は、この安保3文書にもとづいて、GDP比2%を目標にこの5年間で43兆円もの軍事費を調達するとし、そのために年4兆円分をコロナ対策費や社会保障費、文教費等の削減と復興特別所得税などから捻出するとしています。大軍拡に突き進むために、国民の社会保障や教育などの予算が切り捨てられ、平和、いのち、暮らしが壊されてしまうことは明らかです。

私たち奈良市民連合、奈良1区市民連合、奈良2区市民連合、市民連合中南和の4者市民連合は、こうした情勢の下、岸田政権と対峙し、「大軍拡・大増税」にストップをかけるべく、この奈良でより大きな運動のかたまりを作ろうと、9月24日、27日の「安倍国葬ぶっ飛ばせ奈良県民集会」や2月5日の「戦争あかん 増税やめろ奈良県民集会」に多くの個人、団体と共に参加し、成功させてきました。さらには「3.11原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」、5月3日の「せやろがいおじさんといっしょに考えよう ライブin奈良」が私たち奈良4者市民連合はもとより、より多くの個人や団体の参加のもとで準備が進められています。

また各地域では、「安保3文書」だけでなく「県域水道一体化」やメガソーラー建設反対の学習や運動も草の根のようにひろがり、「地域主権」を確立する取り組みも芽生えつつあります。

そして今日私たちは、中野晃一さんをお迎えしての「戦争させないための3.4市民連合学習決起集会」に結集し、奈良県の立憲野党代表と多くの市民の参加のもと、「誰も殺さない、誰も殺させない」ために今何ができるのかを学び、行動に移すことの大事さを共有することができました。

岸田政権が推し進める「戦争する国づくり」にストップをかけるために、今日学んだことを多くの人に広げていきましょう。「戦争を絶対にさせてはいけない」この一点で、より多くの人々とつながり、この奈良県で、岸田政権とたたかうためのさらに大きなかたまりを作っていきましょう。

この春の統一地方選挙では、「平和、いのち、くらし」を守れる候補者を応援していきましょう。

「市民と野党は共闘」の声を上げ続け、国会における立憲野党の共闘を粘り強く求めて行きましょう。

そして岸田政権を追い詰め、解散総選挙に追い込んでいきましょう。

2023年3月4日

戦争させないための3.4市民連合学習決起集会参加者一同

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