奈良1区市民連合ニュース36号

2025年1 月23 日発行

参院選でも、自公を過半数割れに!

奈良1 区市民連合 第5回総会
各市民連合と県内すべての立憲野党が連帯の挨拶

12月7日、奈良1区市民連合は第5回総会を開催、52人が参加し、13人から自公を過半数割れに追い込んだ総選挙の結果を受けての展望、参院選に向けての決意、各団体での活動の紹介などの発言があり、活気ある総会となりました。

奈良1 区市民連合の第5 回総会に52 人が参加。県内すべての立憲野党が挨拶し、多彩で活発な発言が相次ぎ、活気ある総会となりました。

司会は運営委員の堀田美恵子さん、議長に平川邦昭さんを選出しました。
主催者を代表して宮尾耕二共同代表が、「総選挙の結果、既存政党に対する不満を感じる。SNSの最大の問題は、同じ意見の人としか交わらないフィルターバブル現象。いろんな考え方の人との交わりを大事にする市民連合に期待」と開会挨拶をしました。

来賓挨拶
《市民連合から》

開会挨拶をする宮尾耕二共同代表

浅川肇さん(奈良市民連合共同代表)
1区での馬淵さんの当選 に祝意。立憲野党は奈良県では立憲民主党と共産党だけ。自公に対し、抵抗していく政党は推していこう。

田中正和さん(奈良2区市民連合共同代表)
参院選で候補者の統一が できれば統一選対を実現し、SNSをもっと活用していこう。

大槻烈さん(市民連合中南和事務局長)
自公の過半数割れで、諸 要求実現の可能性が増大。大同団結を広げ、参院選で勝利しよう。

《政党関係から》
馬淵澄夫さん(衆議員議員、立憲民主党奈良県総支部連合会代表 、メッセージ代読・馬淵錦之介秘書)
8期目の当選、皆さんにお礼。国民負担率は今や50 %、防衛増税などの見直し必要。変化した国会勢力のもと、野党が与党に実現を迫り、豊かさを実感できる社会の実現めざす。

宮本次郎さん (日本共産党奈良県委員長)
議席を減らしたが、改憲 勢力3分の2を割り込んだ結果に貢献できた。参院でも自公過半数割れに追い込み、市民と野党の共闘で、安保法制の廃止と立憲主義の 回復をめざしていきたい。

黒川恵三さん (社会民主党奈良県支部代表)
「頑固に平和」というスローガンを掲げ、地道な活動で、平和と暮らしの豊かさを実感できる社会の実現をめざす。

中村巌さん (ボランティアチームれいわ・なら)
今後立憲民主党の立ち位置が重要。れいわ新選組としては、野党共闘を言うのであれば、消費税の減税や廃止を取り入れてほしい。

福井義博さん (新社会党奈良県支部委員長)
税制は応能負担が原則。消費税を廃止し、累進課税を強化すべき。命と暮らしを守り、戦争反対。そのために共闘して自公政権を倒す。

大森万蔵さん(みどり奈良代表・メッセージ)
自公政権の過半数割れ。しかし世界では戦争や気候危機。先進国の責任重大。奪い合うより分かち合う世の中を、戦争よりも平和の準備を。

討論での発言
12 人が多彩な発言 活気ある総会に

発言する青山哲也さん

荒井真由美さん
奈良市が自衛隊に名簿提供。わが子に届いた募集ハガキ、高年収が強調され、経済的徴兵になりつつある。

田村隆幸さん
不登校の子ども、年々増加。格差の中で塾にも行けず、補助がない。フリースクールにも補助がない。個人ではなく国の問題。

青山哲也さん
国はマイナカードがなければ受診できないと宣伝。これまでの保険証で十分安心。マイナ保険証は個人情報が企業に流れる危険。現行の保険証存続を。

横田利幸さん
鼓阪小を佐保小に統廃合する計画。通学負担大きくとんでもない。保護者が見直しの請願を市議会に提出。阻止していきたい。

園部典子さん
自公過半数割れ、馬淵さんの当選、良かった。裏金問題への怒りが相当なもの。参院選に向けて大同団結し、野党共闘を。

林弥富さん
改憲派が3分の2獲れず、過半数割れ。憲法改正が簡単にできない。市民連合のとりくみが貢献したことを評価したい。

田中由里さん
佐保幼稚園の存続を。令和8年3月以降閉園方針が、3度の署名提出で、令和11年3月以降となった。公立幼稚園の良さがある。経費削減ではなく、子どもたちの未来を考えてほしい。

清水恭太郎さん
小選挙区制度に問題あり。中選挙区制度のもとでは、立会演説会もできたし、選挙期間も長かった。元に戻す運動を。

瀧本妙子さん
国民救援会の活動について。袴田さんの完全無罪を勝ち取った。検察が控訴をしない、証拠を開示せよなど再審法の改正を求める活動をしている。日本の死刑制度についても再考を。

小幡尚代さん
新婦人の活動について。子どもの幸せ、少人数学級、医療費の完全無料化、保険証存続などの取り組み。ジェンダー平等めざし、選択的夫婦別姓制度の導入署名、国会に提出。

西村徹さん
軍事費の半分になった教育費。非常勤の先生を寄せ集めて不足教員の穴埋めをする。「#このままでは学校が持ちません」。先生の待遇を良くしていくしかない。国会でぜひ議論を。

八木健彦さん
「祝園ミサイル弾薬庫問題を考える奈良の会」の取り組み。来年度の予算、102億円どころか、本当に192億円もかける。来年度の防衛予算8・5兆円、否決していく。精華の会も結成。

中村康郎さん
西大寺・平城・あやめ池・学園前地域。与党が過半数を割り、これからの激動の情勢に「わくわく」する。立憲民主党には、野党第1党として、政権を突き上げる姿を。9条を生かし、東アジアに平和を。

石川直太さん
ネット広告で闇バイトに手を染める高齢者。まともな仕事で稼げる社会に。奈良1区市民連合の地域交流会の運動を続けよう。

深澤司さん
毎月24日、ロシアのウクライナ侵略もイスラエルによるガザへのジェノサイドも許さない集会とデモを開催(12月で第35回)。毎週水曜日にも宣伝・募金の活動を行い、135回に。声を上げ続けていこう。

檜垣泰弘さん
「私の個人情報守って!奈良市民の会」で署名活動、市長に対し、計3131筆を提出し、中止を求めるも「情報提供を続ける」との回答。RYU裁判を支援する観点からも引き続き取り組んでいきたい。

以上の発言の後、坂下事務局長が「皆さんの発言、長年の自民党政治のゆがみの現れ。少数与党政権のもとで、立憲野党を要求実現の立場に立たせるためにも、市民連合の役割が大事」とまとめました。
続いて、新役員の紹介、総会アピールが中川洋子さんから読み上げられ、最後に佐川愛子共同代表より、「これからは市民が政党を変えていく。市民が声を上げていくしかない。次の参院選に向けて頑張りましょう」との閉会挨拶で終了しました。

「なら市民の家」の改修費用の報告とお礼

ほぼ返済ができました。残金6,137 円については2025 年度の支出とします。
これまでの貴重なご支援ありがとうございました。

新年度の会費納入に ついてのお知らせ

■郵便局での振り込みが可能となりました!振り込み用紙の準備ができ次第、皆さんに送付させていただきます。
■これまで通り、南都銀行での口座振り込みも可能です。ただし、詐欺防止のため、無人ATMからの振り込みができない場合がありますのでご注意ください。
振込先;南都銀行 平城支店 普通 2240803
口座名;ナライツクシミンレンゴウ

《奈良1区市民連合》 地域交流会報告

あいあいおしゃべり会
●【12月13日】2024年を振り返って。4月の祝園弾薬庫の話、食糧問題、パレスチナは何度聞いても解らんなあ~と。韓国の戒厳令について「日本もいつでも戒厳令を発することが出来るようになったんやで、他の国の話やない」と言われてびっくりという感想も。●次回は2月7日に。●3月は公民館の体験週間なので公開にして「生駒の川の水の汚染について」をテーマに。NHKスペシャルのビデオを視聴。

富雄・帝塚山
●【11月6日】13時半~富雄公民館で。衆議院選挙、議員との懇談について。●【12月4日】13時半~富雄公民館で。「維新は何をしてきたのか?何をしようとしているのか?」をテーマに、大口耕吉郎さん(大阪生活と健康を守る会)の講演。●次回は1月30日、13時半~富雄公民館で。祝園弾薬庫問題の動画の視聴。

ならやまの会・高の原
●【12月16日】13時半~高の原駅前団地集会所で。①羽場久美子さん講演データ-で学ぶ。②祝園弾薬庫問題③神功小学校の跡地問題 ●次回は1月20日、13時半~高の原駅前団地集会所で。送迎システム朱雀4丁目の取組、祝園弾薬庫問題の動画の視聴。●次々回は2月17日、13時半~高の原駅前団地集会所で。*内容は未定

済美・飛鳥・紀寺
●【11月29日】14時~岡谷本館で。浅岡元子さんが「食料問題から考える日本の平和」について問題提起。「日本の農業政策が自給率38%、日本有事になれば10%の自給率となる。政府が日本の農業、日本の農民を守る姿勢がない」との報告に参加された地域の農業従事者は「食料を充分守っていこうとすれば農家の補償が大事。大型機械の購入・修理代・などで人件費ゼロ。戸別補償も申請に行っても現実にもらえない。食糧法があった時は収入が安定していた。本当は食の安全をやりたい。きれいな野菜にするためには凄い農薬が必要。きれいな野菜は買ってはいけない。野菜の種もすべて外国産。抜本的にやらないと餓死する」と発言。「イノシシ、鹿、ジャンボタニシなど獣害がひどい。補償もない。」「気候変動問題。本来採れるものも採れない。」などの発言も。●次回は2月22日、14時~岡谷本館2階で。テーマ「地域の農業を知ろう」

学園前・あやめ池・西大寺・平城
●【12月14日】13時半~奈良市西部公民館で。深江誠子さん(社会学研究者)を講師に「なぜ、日本は軍備を増強するのか・・・?」のテーマで学習交流会を開催。18人が参加。交流では樺太から逃げて来られた方、中国から引き揚げて来られた方の発言があり、お二人とも「戦争は絶対してはいけない」と強く訴えられた。参加者は「戦争なんかしている場合か!」という思いを強くした。●次回は1月27日、10時~12時。

佐保若草
●【11月28日】 総選挙結果についての意見交換。与党を過半数割れに追い込んだこと、憲法改正に必要な3分の2を獲らせなかったことの意味は大きく、与党や改憲派が勝手なことができなくなったことは、新たな局面で歓迎すべきだなどの意見が。また佐保幼稚園の3回目の署名提出の場で、令和11年3月以降の閉園を検討、とさらに1年延長になったこと、鼓阪小統廃合に関わって、佐保小の建て替え工事の補正予算が9月議会で否決されたが、市長はあくまでも2027年4月開校をめざしているなどの現状報告が行われた。

国 民の声が届く政治に
私たちは声を上げ続ける
11月30日第35回タウントーク

11月 30 日、学園前駅前にて第35回タウントークを行い、14人の参加がありました。総選挙で与党を過半数割れに追い込んだ結果を受け、今こそ国民のための政治の実現を、と訴えました。
八木健彦さん
祝園ミサイル弾薬庫に、30億円かけて8棟の増設。弾薬庫建設を阻止し、東アジアの人々と対話し、平和の連帯を広げていこう。
山尾隆二さん
日本の食料自給率38%。戦争が起これば輸入できない。SDGsは戦争や貧困をなくすことをめざしている。食品ロスも減らしていこう。
木村宥子さん
12月10日、被団協が日本で初めてのノーベル平和賞を受賞。原爆投下以前に核実験でも被爆があった。核兵器廃絶の声を上げていこう。
井上靖章さん
総選挙の結果、与党が過半数割れ、改憲派3分の2獲れず。要求を実現するチャンス。市民と野党の共闘で、国民の声が届く政治に変えていこう。

次回タウントークのお知らせ
2月22 日(土)11時~12時 大和西大寺駅

若者たちが希望の持てる未来を
成人の日宣伝

1月13日、恒例の奈良1区市民連合の成人の日宣伝行動に10人が参加。メッセージ入りのティッシュ200個を1時間足らずで配布。「私たちが主権者」のパネルを見て、一緒に写真を撮らせてほしいと2人の若者が駆け寄ってきて、参加者一同明るい気持ちになりました。

「世界から見た日本のヒューマンライツ」
藤田早苗さんの講演会の報告

藤田早苗さん

奈良1区市民連合は「市民ひろばなら小草」主催の藤田早苗さんの講演「世界から見た日本のヒューマンライツ」の協賛団体となりました。藤田さんはイギリスエセックス大学のフェローとして人権問題に取り組んでいます。まず「人権とは」とはと
いう問いかけから始まり、「人権」の意識が日本は世界と大きくずれていることを指摘されました。思いやりややさしさではなく、衣食住、移動の自由、表現の自由など生きるために必要なことを要求し、政府が保証することが人権なのだと言います。
藤田さんは、国際人権法学を学び、国連人権機関の会議や審査の傍聴を続けながら、国連の人権専門家や国際人権NGOに情報提供を行ったり、意見交換しながら日本の人権問題に関わり続けています。
福島原発事故の国内避難者に対する調査や日本企業の「ビジネスと人権」に関する調査では、ジャニーズの性加害や、労働運動に関する調査など日本国内の事情をよく知る藤田さんが影の力として働いていらっしゃることがわかりました。
国際人権に照らして行われる国連の日本政府への勧告に対して、法的拘束力がないと無視する政府、一部を切り抜いて報道するメディアの姿勢のおかしさも指摘。世界では多くの国が整備している①包括的差別禁止法、②政府から独立した人権機関、③個人通報制度が日本にはありません。政府に国連勧告を実施させるための仕組みづくりには、野党、市民、メディアなどが国際人権についての知識や理解を深めて政府に対していくことだと力説されました。市民運動でそれぞれの課題に取り組んでいる人たちは、日本の人権状況の全体像を見て連帯して「国際基準」が実施されるような枠組みと土壌を作る取り組みをしてほしいとも。
藤田早苗さん著「武器としての国際人権」(集英社)の購読を!!(堀田美恵子)

ノーベル平和賞選考委員会は
なぜ日本被団協を
2024年の受賞者として選んだのか

フリードネス選考委員長へのNHKインタビューより
*一部抜粋(木村宥子)

「私たちは出来事に意味を与えるだけでなく、学ぶこともできます。それが日本被団協と被爆者が成し遂げてきたことです。彼らは『核なき世界』に向けて進むための道徳的な羅針盤を与えてくれました。」
「私たちは世界の安全保障状況、核の脅威は差し迫っていると考えています。ウクライナに対するロシアの脅威、これは人類に対する脅威の問題となっています。ノーベル委員会は、世界の安全保障が核抑止力に依存している状況で、私たちの文明が生き残ることができると信じていること自体が甘い考えだと思っています。」
「核兵器は存在すべきではありません。すべての政治指導者、特に核保有国には一歩一歩前進する義務があります。世界の核弾頭を削減し、私たちが抱く『核なき世界』というビジョンに到達するまで必要な措置を取るべきです。」
「核保有国や、核の傘によって保護されている国々は『核のタブー』を守るために必要なすべての措置を講じることに特別な責任があります。核保有国が不確実な事態に踏み込まないよう圧力をかける責任もあります。
「平和賞は被爆者の努力をたたえるとともに80年近くも核兵器が使われていないという驚くべき事実に敬意を表すものです。」
「日本被団協、そして、高齢である被爆者が、核廃絶に一生を捧げてきたことが伝えているのは、決して諦めないというメッセージだと信じています」

平和でこそ文化は薫り立つ!
戦争で壊すな、文化遺産と平和の魂!
東アジア文化交流の歴史を受け継ぎ、
奈良を平和と文化の都市へ!
~上野邦一さん講演と奈宗連・平和の巡礼~

“菊の香や 奈良には古き 仏たち”の季節に、平和と文化に関わる二つの行事が奈良で行われました。折しも奈良の地にも祝園ミサイル弾薬庫建設問題で戦雲がかかり、こういうミサイル弾薬庫による軍事拠点化が周囲に偏在する文化遺産と両立するかが真剣に問わきれるべきこの時に、上野邦一さん(奈良女子大名誉教授、建築史)の講演があり、東アジアでの交流の歴史を紡いできた奈良の宗教団体が一堂に会した平和の巡礼がありました。
上野さんは「平和でなければ文化遺産は消えてゆく。文化遺産を受け継ぐ活動が、平和を強化することに少しでも役立てば」と話され、そのことが奈良に生きる者のアイデンティティに関わるものであるということを参加者は共有しました。奈良の文化遺産は東アジアの文化交流の結晶に他なりません。
その数日後に行われた”平和の巡礼”は、差別に反対する奈良宗教者連帯会議(略称;奈宗連)の結成40周年行事として、宗教宗派の別を超えて取り組まれたものです。寺院で、教会で、神社で宗教宗派を超えて共に平和の祈りを捧げる姿は、平和文化都市としての奈良を象徴するものです。参加された宗教者は私たちが配った祝園ミサイル弾薬庫のチラシを手にとられ、多くの方が既に見て読んでいるという感触でしたが、平和を求める宗教的情熱が戦争態勢を溶かしこむことを期待したいです。 (八木健彦)

ニュース36号のPDFファイルは以下からダウンロードできます。

コメントを残す