奈良1区市民連合ニュース38号

2025年5月16 日発行

参院選に向けて― 県内の各政党との懇談会報告


ポスト自公政権をどう展望するか
   「分断」に抗して「包摂」の政治を

 2月27日、冨田宏治さんを迎えて講演会を行い、オンライン参加も含めて約40名が参加。八木共同代表が「自公過半数割れ、空いた風穴に我々の切実な要求を押し込んでいこう」と開会挨拶。
冨田さんの講演概要
【兵庫、大阪で】
兵庫、不正な選挙で知事になった者は失職すべき。大阪万博、熱中症、ヒアリ、ガス爆発など危険だらけ。絶対に子どもを行かせてはならない。大阪の高校無償化は公立高校離れを促進し、3年連続定員割れで廃校。教育から公共を撤退させる。没落しつつある自公政治を維新がつなぎとめている。
【自民党の溶解】
石丸、斎藤、玉木各氏への支持増と自民党の溶解現象はセット。安倍氏の死亡、裏金事件、格差と貧困、コロナ、LGBT法が引き金となり、自民の若者支持層、岩盤保守層が離れつつあり、それらがSNSを駆使して集められ、石丸、斎藤、玉木へと流れている。せっかく少数与党となった石破政権を維新と国民民主が支えている。自民党からさらに岩盤保守層を引きはがすには、彼らが最も嫌がる選択的夫婦別姓を実現させること。そのために野党共闘を再構築し、中道左派を強固にしていく。
【仕掛け人がいた都知事選】
都知事選で見られたのは世代間分断とミソジニー。蓮舫氏に対して向けられたのは「生意気な女は許せない」、小池氏には「権力にかしずく女はかわいい」、石丸氏には「年寄りを罵倒できるかっこいい大人」。社会の変化についていけない保守層がこうした雰囲気を作った。保守勢力を守るための仕掛け人がいて、フィルターバブル現象、エコーチェンバーを活用するプロの動画作成者
もいた。自然発生的に起こっ
た現象ではない。
【包摂の政策は「軍事費を減らせ」】
分断に対しては「コモンとケアの包摂の政治」でたたかう。モデルは杉並区政。蓮舫氏が打ち出した政策、「公契約条例」は素晴らしい政策。街頭で一歩前に出て、対話、シール投票を徹底的にやる。年寄りが優遇されて若者が大変ではなく、軍事費を減らすことが包摂の政策。「台湾有事」に対しては、ASEANをモデルに、東アジアの平和体制の構築を訴える。玉木氏たちの分断の政策に対して、「分断をやめよう、軍事費を削ろう、東アジアで平和の構築を」この3つで徹底した対話をしていくことが大事。
 最後に坂下事務局長が「参院選に向けて、次の衆院選を見据え、県内の護憲勢力のまとまった力を県民に可視化し、政治を変える展望を示すためにも候補者の一本化をめざそう」と閉会挨拶を行いました。

参議院選挙へいよいよ始動
―政策学習会への参加を

 今年7月に行われる参議院選挙に向けて、奈良1区市民連合は奈良市民連合、奈良2区市民連合、市民連合中南和と共に動き始めています。すでに県内立憲野党間に対し、候補者調整、4者市民連合との懇談、政策学習会への講師派遣の3点を申し入れています。
参院選に向けては、
1,参議院でも自公を過半数割れに追い込むための選挙とする。
2,衆院選を見据え、立憲野党間での候補者調整を進め、一本化を目指す。 
3,県内の護憲勢力の存在を県民に対して可視化し、政治を変える展望を示す。
を方針にとりくみます。ともに頑張りましょう。

第36回タウントーク報告
2月22日西大寺駅コンコースにて
5名がトーク、13名が参加。

【溝川悠介さん】3・11東日本大震災から14年。エネルギー基本計画、原発の建替え、新型炉導入など原発回帰。原発推進に歯止めをかけるためにも「3・9原発ゼロ・被災者支援」へ。
【浅岡元子さん】日本の食料自給率が諸外国に比べて極端に低い。どこかの国で核戦争が起これば、世界で最初に餓死者が出るのは日本。戦争のない日本にすることが大切。
【石川直太さん】 イーロンマスク氏のX、閲覧数に応じて投稿者に報酬を支払うインプレッション制度を導入。報酬目当ての「インプレゾンビ」が多数現れ、弊害に。
【井上靖章さん】新年度予算案、軍事費だけが突出。社会保障を充実させることは権利。戦争の準備ではなく、平和の準備をする国への転換を。
【佐川愛子さん】被団協のノーベル平和賞受賞、地道な活動が世の中を動かす。参院選でも、私たちの切実な要求を掲げ、野党共闘で自公を過半数割れに。

次回のタウントークの案内
3月29日(土)11時~12時 学園前北口

3.9原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい
500人の参加で大盛況

3月9日「原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい」(主催:同実行委員会)がJR奈良駅前東口広場で行われました。ぽかぽか陽気のなか観光客の方も含めて約500人が参加し、
パレードで「原発回帰反対」「地震は怖い、原発怖い」などと唱和しました。
 和太鼓集団蟻の傘踊りで開幕し、うたごえコンサートで盛り上がり、主催者挨拶で共同代表・松本俊一さんは、「理不尽なエネルギー基本政策、知らない事実を、知って知らせて、「原発ゼロ」社会の実現を目指しましょう」と力強く述べられました。
 原発賠償京都訴訟原告団共同代表の福島敦子さんは、ミニ講演 “避難は権利!国の責任を求め続けます”のなかで、地震やご家族の体調異変も含めて、多くの避難者の塗炭の苦しみを涙ながらに訴えられ、満場の共感を誘いました。リレートークは、関東からの避難者Tさん、平群のメガソーラーを考える会、老朽原発うごかすな!実行委員会・木原壯林さんからのアピールが続きました。集会アピールを採択した後、共同代表・堀田美恵子さんが閉会のあいさつで、被災者支援のカンパが98,000円近くも集まったことを報告し、「命を守るため声を挙げ続けましょう!」と結ばれました。(文責 溝川悠介)

地域交流会の報告

【あいあいおしゃべり会】  
●2月7日はペシャワール会のDVD「荒野に希望の灯をともす」を見る。25名が参加。アフガニスタンの人たちを飢えと殺戮から解放し平和と幸せな社会を実現した 中村哲医師の生き方に感銘
●次回3月14日Pは公民館の体験週間。公開にして「生駒の川の水の汚染について知りたい」をNHKスペシャルのビデオを視聴。PFASについて学習交流を行なう。

【富雄・帝塚山】
●1月30日13時半 ~、富雄公民館 、祝園弾薬庫動画視聴。  
●2月25日10時~、事務局会議
*地元市会議員との懇談を行う。
*祝園ミサイル弾薬庫ビラ3000枚配布 4月5日(土)時~、富雄駅東口集合
●3月12日 田中幹雄さん(元弁護士、富雄泉ヶ丘)訪問
  祝園問題で奈良市への対応について懇談。 
*戦争反対の理念の切り口として使える。「軍拡は住民を犠牲にしていく」この事を拡げる。
*「不愉快施設」は住民の同意を得る必要がある。
*具体的な内容で ・計画について・物資、資材の備蓄は・武力攻撃への対応・対ドローンへの対策は・安保3文書に基づいて奈良市もやるのか等
●次回 3月26日(水)13時半 事務局会議 

【ならやまの会・高の原】
●1月20日(月)13時半 高の原駅前団地集会所
*送迎システム朱雀4丁目の取組  
・報告者(佐川道夫)
  地域や年金者組合の方も25名が参加。実施したいけれどドライバーの確保などハードルが高い等悩みなどが出された。実際に経験した報告者の感想:「案ずるより産むは安し」
*祝園ミサイル弾薬庫問題について報告と活動:署名数:10,964筆(1月19日現在)
●2月17日(月)13時半~、高の原駅前団地集会所 11名参加. 
*動画「ミサイル弾薬庫がやってくる」視聴感想:なんでも閣議決定するのでいいのか?リーフレットを使ってかかりつけの医師に伝えた。国と国が仲良くすることを考えた方がいい。MBSの番組、住民の気持ちもうまく書いている。戦争する前に経済的にやられてしまうのではないか。奈良の会で運動を広めていかなくては。
*祝園ミサイル弾薬庫問題を考える奈良の会の報告2月14日、防衛局へ2回目の12,173筆の署名を届けた。合わせて質問状も出した。  
*能登ボランティア活動報告
・野原さん報告:昨年3月から6回訪問。現実に珠洲を見てみたら原発ができていたら大変なことになっていたと思う。原発を止めた珠洲市へのお礼の気持ちも込めて支援に行く。
・浅岡さん報告:昨年10月、伝統食で接待。今年1月に復興クラッシックコンサートに応援。伝統食のおかずを届けるまだ大変な道のままだった。地震は他人ごとではない。
●次回3月17日(月)13時半~、高の原駅前団地集会所
次々回4月21日(月)13時半~、高の原駅前団地集会所: テーマ「年金問題を考える」

【済美・飛鳥・紀寺】
●2月22日(土)14時から岡谷本館2階。テー マ「地域の農業を知ろう」
政府の農業政策についてパワーポイントを使って地元の兼業農家吉田さんが報告。「小規模な経営には補助金がでないなど小規模農業・兼業農家を潰していくのが政府の方針」「高額な機会の購入・修理(1千万円かかる)が出来ない」「政府は土地を集めて大農園にする方向」など報告。「昨年の収入は150万円、必要経費が117万円。光熱費で14万6千円。ほとんど収入が無い中で高額な機械の購入・修理が出来ない。小規模農業・兼業農家の後継者がいなくなる」など深刻な実態。今後の対策として小規模経営の農家にも所得補償・価格補償が必要。市の施策として農機具の管理・職員の派遣など要望する方向はどうか等意見が出されました。16名が参加
●次回 3月29日1時30~、 岡谷病院本館2階「動画をみて軍拡について考える」

【学園前・あやめ池・西大寺・平城】
●3月26日14時から動画「ミサイル弾薬庫 」を視聴20名近くの参加者が次々に感想を交流。
・映像の力は大きい。沖縄の人たちの事が良く分かる。何とかしたいと思う。
・祝園弾薬庫の一周の機会があれば参加したい。
・子どもの頃,良く遊んでいた。国会図書館もあり京阪奈プラザが近くにありビックリした。
・確実に軍国主義に走っている。町長を選挙で負かすしかない。戦争前提の話。
・映像でみて圧倒されている。無駄な抵抗。何で無駄な抵抗に政治家は気づかないのか。身近な人達に伝えていきたい。

【佐保若草】  
●2月25日(火)動画「弾薬庫がやってくる」ビデオ視聴しての意見交換と、八木さんから「沖縄連帯・西日本ネットワーク」集会の報告。7名が参加。ロシアによるウクライナ侵攻が4年目に入り、停戦の状況が見えない中、日本も防衛力が必要、力対力では決して解決できない、立憲民主党や馬淵さんは日本の防衛をどう考えているのか知りたいなどの多様な意見が出された。
●次回は3月25日(火)10時~市民の家

ハガキが来た!

 自衛隊名簿提供違憲訴訟(RYU裁判)の第1回口頭弁論を傍聴し、報告集会で佐藤博文弁護士から「現在の自衛隊の国際的な立ち位置」「自衛官の賭命義務」「住民台帳からの情報以外にも進学先や障害の有無の情報を自衛隊が入手し勧誘はがきは全員に送られてくるのではない」というお話を聞いた2日後、18歳の息子宛に勧誘はがきが届きました。表には「陸・海・空自衛官は国家公務員です。」という表記、中の見開きには「収入面の優位性(同世代の平均年収より100万円以上高い)」の表記があり、息子もそれに注目していました。
 経済的に不安を抱える子どもや保護者にとって「経済的徴兵」の内容になっていて驚きました。
 安保三文書以降自衛隊はアメリカ軍の指揮下の軍隊となっている実態を踏まえ、奈良市は国の言いなりではなく奈良市民を守る立場に立ってほしいと、皆さんと共に要望し続けたいです。(mayu)

戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク

 2月22 日、鹿児島で” 戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク” 結成集会が開催された。1年近く交流集会と準備会議を積み重ねた上での結成は、当日会場に300 名、オンラインで200 名が参加し、期待の大きさが示された。ほうそのネットもよびかけ団体となり、当日は奈良からの3名を含む6名が参加した。知り、つながり、止めよう!を合言葉に、戦争態勢の最前線としての軍事重圧に日々抗している沖縄と、軍事化が急速に進む九州~西日本が結びあって、東アジアでの対中国戦争を止める道に踏み出した。祝園では昨年末にミサイル弾薬庫14 棟増設が公表され、102 億円に25 年度は204 億円が積み増される。トマホーク・イージス艦配備の舞鶴基地隣接地に弾薬庫3棟建設も。そして沖縄には12 式能力向上型の26 年度中配備が言われ、それが祝園ミサイル弾薬庫に大量保管されると見られている。私たちはネットワークの全国化と国際連帯の希望を胸に、奈良の地でさらに草の根から湧き出るようなSTOP !祝園ミサイル弾薬庫の運動を創っていこう。5km地帯各町・連続学習交流集会が出発点だ。
               ( 八木健彦)

 イスラエル軍元兵士のダニーさんと
浪花の歌う巨人のパギやんさんが語る平和

5 月6 日13:30 ~
なら100 年会館 大ホールにて

ぜひご参加ください!チケット発売中!

ダニーさんは滋賀県の高校で講演をした後、質問に答えてこんな考えを述べています。

Q:イスラエルとパレスティナの仲介者はいますか。エジプトですか。
A:日本だ。日本は3つの素晴らしい道具があります。一つは日本国憲法。平和教育を持っているのだから平和でなくちゃいけないっていう立場。2 つ目は、原爆を落とされた国。核戦争になったら世の中が終わり。3 つ目は、今のところ、日本はパレスチナからもイスラエルからも、信頼されている。そんな国はない。なんで今のところかというと、日本はこれから武器輸出国家になろうとしている。当然パレスチナ人には武器は売らない。売るのはイスラエルに、だろう。そうしたらパレスチナ人はもう日本を信頼しない。今のところまだ売っていない。だから今、日本が仲介したらベスト。 (友和誌より)

治安維持法100年を考える
奈良県民の会参加への呼びかけ

 2025年は治安維持法が作られて100年目の年。10万人以上が弾圧されたという悪法は敗戦とともに廃止された。だから私自身は治安維持法がどんなものだったか知らない。でも秘密保護法や戦争法、共謀罪法といったような悪法が数の力で決まっていくことに不安はある。防衛費の増加など軍拡の様相を目にしている今、歴史を見つめ、かつて「なぜ戦争に進んでいったの?とめられなかったの?」という疑問を持ったことをに重ねて、二度と同じ過ちを繰り返さないためにはどうしたらいいのか?治安維持法を学び、考えたいと思います。2025年10月13日にシンポジウムを行うことに向けて、学習会を重ねていきます。
 多くの方の会への参加、学習会への参加を呼びかけます。 ( 堀田美恵子)

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