奈良1区市民連合ニュース41号

2025年10月24 日発行

奈良1区市民連合第6回総会報告
—市民と野党の共同の輪をさらに大きく、広げていこうー

 10月4 日第6回総会が行われ、約50 名が参加し、9 名の発言により活発な討論が交わされました。開会にあたって八木健彦共同代表が「10,19 へ総がかり的な動き。平和の土台のための共生を作り上げていこう」と挨拶。坂下事務局長が1年間の活動の報告、来年度活動方針について、「参院選後新たな情勢のもとで市民連合の役割はますます重大になっている。地域交流会を広げながら、具体的な要求実現のために市民と野党の共同を進めていこう」と提案。地域交流会のとりくみついては佐川共同代表が報告を行いました。討論のまとめでは「自公が少数になったことで、給付付き税額控除などについて具体的な協議が進んでいる。この力を戦争を止める力にするためには市民連合が頑張るしかない」とまとめました。総会では、会計報告、監査報告、新役員の紹介が行われ、すべて承認されました。
最後に佐川共同代表が、「地域で集まって政治のことを語り合い、攻撃をばねにして、市民連合の運動を広げていこう」と閉会挨拶を行いました。総会中高市総裁誕生のニュースが流れ、右派ポピュリズムとのたたかいの新たなスタートを切る総会となりました。

 ―来賓挨拶―
代表の皆様からは熱い連帯のお言葉を頂きました。ありがとうございました。
【奈良市民連合事務局・池本昌弘さん】
【奈良2区市民連合幡野利雄共同代表】
【市民連合中南和森永雅世共同代表】
【立憲民主党馬淵澄夫衆議院議員メッセージ】
【日本共産党奈良県委員会井上良子副委員長】
【社民党奈良県連合黒川恵三代表】
【れいわ新選組ボランティアチーム・れいわなら小橋礼典さん】
【みどり奈良大森万蔵代表】1
【新社会党奈良県本部福井義博委員長メッセージ】

―討 論―
【野原智さん】祝園弾薬庫工事の説明には納得できない。十分な説明がないままの工事は許されない。署名を広げ、10,19 フェスを成功させよう。
【浅岡元子さん】食料問題から日本の平和を考える。農家の現実は深刻。共有財産としての農業を守っていこう。
【上山真理さん】なら小草は教育や人権にとりくんでいる。学ぶ権利の保障は国の義務。古民家のリフォーム費用、クラファンに協力を。
【園部典子さん】参政党の憲法草案は危険。次の衆院選では憲法を守る政党でしっかりとまとまって統一候補を立ててほしい。
【檜垣泰弘さん】自衛隊への若者の名簿提供は、憲法13 条に反する。街頭で聞くと8割が知らない。
【加来洋八郎さん】「ヘイトスピーチ規制条例制定を実現する会」のとりくみ。条例には罰則規定を加えるべき。高市氏の発言、ヘイトにつながる。
【糸谷哲郎さん】1月に故吉田佑子さんととりくんだ「パレスチナ連帯凧揚げアクション」、11 月と来年1月にも実施するのでぜひ参加を。
【前圭一さん】スパイ防止法、1986 年に廃案になったが、今また提出の動き。治安維持法に匹敵する法。スパイ防止法反対で取り組んでほしい。
【溝川悠介さん】2016年に奈良市民連合を起ち上げた。その後奈良1区、2区、中南和各市民連合が起ちあがり、運動のプラットフォームとしての役割を果たしている。自民党高市総裁が誕生し、右翼的な再編も進む。小さな意見の違いにこだわらず、国民的民主的な運動を大きく広げていくことが大事。市民連合が果たす役割、非常に大きい。
【中川洋子さん】富雄地域で参政党の憲法構想案を学習。復古主義で立憲主義とは相いれない。憲法を暮らしの中に生かす運動を地域から広めていきたい。
 ―文書発言―
【足立恵美子さん】月1回佐保若草交流会で学んだことを周りに喋って広げている。平和な国で子どもたちが伸び伸びと育ってほしいと願う。
【園部勝章さん】教育は子どもたちのためにあるべきで、大企業の金儲けのためでは困る。そのために教育予算の増額を、教職員増を。
 ―感想―
・来賓挨拶、参加者の発言を通じて、1区市民連合への強い期待を感じた。
・市民連合の活動の目的「憲法を生かす」ことの大切さを強く感じた。総会での多方面からの発言、いいなあと感じた。

第41 回、第42 回タウントーク報告

8月30 日学園前南口、9月27 日JR 奈良駅でそれぞれタウントークを行いました。
学園前南口では、「医療機関の約7割が赤字。過去最高の倒産件数。必要な医療が受けられるよう、みんなで考えよう」(山崎直幸さん)、「ウクライナ、ガザなどでの戦争。日本政府が和平の提案を国連にせよと働きかけよう」(服部正喜さん)、「今また治安維持法につながる『スパイ防止法案』提出の動き。止めていこう」(溝川悠介さん)、「ヘイトスピーチ規制条例制定を実現する会。なくすためには罰則付きの条例を制定すべき」(堀田美恵子さん)、「日本全体が戦争準備に入っている。一触即発、恐ろしい事態。ミサイル配備、全国で手をつないで止めていこう」(八木健彦さん)と訴えました。
9月27 日JR 奈良駅前では、「気候変動対応のための一番いい財源は軍縮だ。近隣諸国と軍縮交渉を」(石川直太さん)、「日本の子どもたちの学力が低下、原因はICT 教育。生身の教師を増やして明るい未来を子どもたちに」(西村徹さん)、「アメリカの核の傘の下、核使用の判断に日本も参加させよと石破首相が言った。理性を持とう」(東良江さん)、「若者の情報が、本人の承諾なしで自衛隊に提供されている。奈良市長にも提供しないよう署名や要請をしている」(佐川さん)、「武器を配備し、敵を作っていくことで戦争になる。10.19 集まって平和への大きな流れを作っていこう」(八木健彦さん)とそれぞれ訴えました。
両日とも、シール投票にとりくみ、呼びかけに応じて10 人前後の方がシール投票に参加。物価高や賃金など暮らしへの不安が口々に語られました。
次回タウントークの案内
日時;10 月25 日(土)11:00 ~ 12:00
場所;学園前駅前北口

10/19 全国から2700 人!二度と戦争はしたくない!!

八木 健彦

大仏さんも参加して奈良のパーフォーマンス

 10 月19 日朝、最大の心配事だった雨も前夜来の雨も上がり、けいはんな記念公園芝生広場には爽やかな空気が流れていた。人々が次々詰めかけ、芝生広場にシートを敷いて座る中、エイサー隊の太鼓の音とともにこの日の幕は開いた。女性2人の詩の朗読やピアノの弾き語りやラップや島唄の三線、ロックと、個性と魂が響く演奏が続き、川口真由美さんの豊かな声が響き渡る頃には、会場に続々と人が詰めかけ、2700 人に達する中で、全国リレートークを迎えていた。石垣島、大分、熊本、呉・岩国、愛知、静岡、神奈川、そして関西=祝園、京丹後経ガ岬、舞鶴、饗庭野、神戸港、奈良、大阪、精華町、最後に沖縄・具志堅さんのまとめと、各地が直面する戦争準備の現実とそれに対峙する運動の切実さと気迫と不屈さを、その話し方、用意されたパネルや横断幕やパフォーマンスによって会場全体を引き込むように訴えた。
 250 名ほどが参加した奈良からも佐川さんのアピールに合わせて、大仏とミサイルの切り抜き大パネル、カラフルにメッセージが書き込まれた10 本の凧が舞台前に立ち並ぶ姿で、奈良の熱意と意志を示し、会場からの大きな注目を浴びた。
 パレードは1000 名の参加のもとに、幾多の横断幕や幟旗に包まれて延々と続く人々の列は、リズミカルなショートコールとドラムの音を響かせながら、「二度と戦争をしない。長射程ミサイルの配備反対!ミサイル弾薬庫いらない!大軍事演習をやめよ!武器で平和はつくれない」という声を轟かせた。奈良からも200 名近い参加者で、元気にパレードをやり通し、1日の行動を締め括った。

講演会報告
  「私の個人情報を守って!」

佐川 愛子

奈良市民の会が諸冨弁護士を講師に迎えて学習交流会を行い48 名が参加。諸富さんは2024 年3月29 日に奈良地方裁判所に提訴した「自衛隊名簿違憲訴訟」を紹介しながら自衛隊に対し奈良市が個人情報を提供している事に対して「個人4情報を原則非公開とした主旨に反し個人情報保護法違反」と述べました。この背景には隊員不足もあり、「2400 校の小学校に『子ども版防衛白書』送付」「小学校6年社会教科書QR コードに防衛省・自衛隊キッズサイト掲載」「子ども食堂で勧誘」「高校卒業予定者に職業紹介」など勧誘の状況を報告。
 自衛官の本質は「賭名義務」入隊直後から「相手をせん滅し、賭名義務を遂行する兵士養成の厳しい教育訓練が始まる」「徒手格闘に伴い死者や傷病者が続出」など「安保3文書」の改訂により「矛と盾」の役割を担わされる自衛隊の変質について述べられました。参加者の感想:「今日の話は良く分りました。Ryu 裁判の事は知っていましたが地元でどのような活動がされているのか知る事ができました。小学生まで自衛隊の勧誘が来ているのかと恐ろしくなりました」高校生を持つ親は「自衛隊は国の為という名目で殺し・殺される職業と言う事が分かった。誰の命も大事。人権が充分に尊重されていれば戦争にはならないはず」「進学校の生徒や障害を持つ若者には勧誘葉書が来ない、中学校での職場体験が行われている」など。

11.9治安維持法 100年イベントの意義と現在

溝川 悠介

 戦前、絶対主義的天皇制のもとで侵略戦争を遂行するため、1925 年に稀代の悪法・治安維持法が制定されました。同法の下で共産党弾圧に始まり、学問の自由や自由主義、民主主義、反戦主義の活動にまで弾圧がおよび、趣味のグループまでが「特高」の恣意的判断で弾圧され、暗黒の戦時体制が作られました。1945 年治安維持法は、人道に反する悪法として廃止されましたが、その犠牲者に対して政府は謝罪も賠償もしていません。安倍内閣の金田法相(当時)は国会答弁で「「治安維持法は当時の法制度のもとで適法に制定され、適法に執行されたものであり、国賠法上、損害賠償の対象とはならない」とまで言い切っています。ドイツでは「当時は合法だった」という論理で逃げずに、過去の法律自体を否定し、その被害を救済する仕組みをつくりました。
 今、敵基地攻撃能力の保有、全土ミサイル基地化・弾薬庫増設など「戦争する国づくり」が急速に進み、先の参議院選挙では、参政党など極右排外主義集団が台頭し、自民党の新総裁に高市早苗氏が選ばれるなど、危険な反動ブロックが形成されつつあります。奈良県では、昨秋に「治安維持法100 年を考える奈良県民の会」(代表 浅川 肇)が結成され、11 月9 日には治安維持法研究の第一人者渡辺治さん(一橋大学名誉教授)を迎えて記念講演「治安維持法と現代社会」(仮題)を予定しています。治安維持法100 年から、私たちが何を学ぶか? ご一緒に考えてみませんか。

地域交流会の報告

あいあいおしゃべり会
*吉田佑子さんの遺志を受け継いで10 月31 日(金)13 時半-15 時半に「あいあいおしゃべり会」を再開。
富雄・帝塚山
*9月15 日 世話人会議で交流。次回:10 月27 日13 時半 世話人会
佐保・若草地域 
*8月26 日 「年金問題について」講師;加藤勇さん 年金財政が危ないと言われているが、これまでの積立金が300 兆円もある。年金額は、マクロ経済スライド制に問題がある。暮らしていける年金制度にするためには、マクロ経済スライド制をやめること、積立金を投資に回すのではなく、排出すること。そのためには大企業の600 兆円もある内部留保を吐き出させないといけない。 
*9月30 日 奈良県教育会館「エネルギーを市民の手に」講師:楠正志さん:退職後、生駒市の広報誌で「生駒市環境マネジメントシステムエコチェック隊」の募集を見つけ応募。エネルギーの地産地消に向け、市民参画型の太陽光発電「市民エネルギー生駒」を2013 年に起ち上げた。 
次回:10 月28 日(火)10 時~市民の家「財政問題について」中村哲治さん 
富雄・帝塚山地域
*8月25 日:奈良市まちかどトーク 奈良市農政課と懇談。 奈良市農政課から農政の全体像の説明:高齢化が進み農業は衰退の一途。小規模経営が8割。農業者の年間労働時間は2000 時間を大幅に超える。農業従事されている方二人とも米作りは5年で終焉するとのご意見。行政はもっと現場を見て欲しい。
*9月5日:田中幹夫弁護士参政党草案について:「創憲」とあるが憲法の場合「改憲」という言葉しかない。基本的人権が憲法上一番重要であるが、そこが無い。基本的に間違っている怪文書。参政党は政党というよりグループ。しかし、こういう人たちが認知される国に住んでいる。笑ってはいられない。 ウクライナの今後:服部正喜さん「国連を介してウクライナ和平を実現しよう」 
*10 月2日:祝園問題の富雄地域での取組・実態を知らせ世論を喚起するために地域でチラシ配布と戸別署名を行う。署名目標2000 筆 ・チラシ配布11 月12 日鳥見町1・2に配布。 ・戸別署名11 月15 日鳥見町1・2丁目 10 名以上支援。 ・地元の寺社への協力要請 10 月13 日添御鼎座神社・霊山寺に訪問。・10・19 祝園大集会への参加・第6回奈良1区市民連合総会議案について論議 次回:11 月5日 介護制度について
ならやまの会・高の原   
*8月18 日 第27 回参議院選挙と市民連合の在り方 データー提供:佐川道夫
参加者の感想:「平和の問題が争点にならなかった。日本の将来をどうしていくのかが論点にならなかった。国民が知らないうちにどんどん重要な事を決めていく。日本がどんどん恐ろしい方向に行っている。今日のような事について何回か開いて今後の方針を考えていったらいい」等交流。 
*9月15 日 「治安維持法に抗った父の足跡」 講師:溝川悠介さん:大阪外国語学校(現大阪大学)学生だった溝川さんのお父さんは治安維持法で弾圧を受け退学処分。退学後も命を懸けて天皇制や戦争に反対を貫かれたお父さんの足跡を友人や知人の手記などを調べてまとめられた資料をもとに「戦争する国づくり」を食い止める一助にしたいと熱く語られた。 
次回:10 月20 日 講演「若者気候訴訟と市民の力」堀之内来夏さん(立命館大学4回生)  
都南・済美・飛鳥・紀寺
*9月20 日 テーマ:「介護について」 講師:やくしの里 奥谷弘之さん:介護保険制度は社会全体で介護を支える事を目的に2000 年に創設。国と地方の公費、利用者の自己負担で賄っている制度。保険料は当初は2911 円と安く歓迎されたが3年に1度の見なおしで改悪、現在は6014 円と負担。サービスも低下しているのが実態。今では「保険あって介護なし」という実態。「全世代型社会保障改革」の名のもとに世代間の対立を煽り社会保障の削減を推進している」との説明に参加者には怒りの声が。「介護の実態が良く分った」と好評。 
次回:11 月15 日13 時半 祝園問題について

「祝園ミサイル弾薬庫問題を考える奈良の会」の活動にご協力をお願いします。

*奈良市長宛て「祝園ミサイル弾薬庫から市民や歴史的文化財を守る署名」へのご協力をお願いし
ます。第1次集約:3月末, 第2次集約:5月末
*防衛省近畿中部防衛局宛「祝園分屯地に長射程ミサイルを保管・配備しないよう求める署名」へのご協力をお願いします。
*チラシの全戸配布を行います。地域については配布日程が決まりましたらお知らせします。ご協力をお願いします。現時点で決まっているのは富雄地域。11 月12 日13 時半 近鉄富雄駅西口集合 チラシ配布 11 月15 日13 時半 戸別署名 富雄駅西口集合
*お近くの神社・仏閣・教会への「署名等の要請」にご協力をお願いします。
 連絡先:佐川(090-9885-9756)メールアドレス sagawami@m3.kcn.ne.jp

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