2026年8月21日発行

―特別国会を終えて―
市民と野党の共同の灯をともし続けよう
奈良1区市民連合運営委員会
7月25日、「副首都」法案を無理やり通すために会期延長まで行った特別国会が閉幕しました。
高市自維政権は数の力で、次々と憲法違反の悪法を成立させ、戦後最悪とも言うべき政権運営に終始しました。
政権発足後の所信表明で高市首相は「物価高対策が最優先」と言いながら、「国家情報会議」設置法、改正国民投票法などの戦争準備のための法案、そして皇室典範改正をはじめ、国旗損壊処罰法、「副首都」法案など、国民生活にとっては不要不急の法案を強行成立させました。
こうした状況を生んでいるのは、2月の総選挙で立憲野党が圧倒的に少数になり、かつ自維政権を補完する野党が増え、事実上国会の大政翼賛会化が進んでいるからにほかなりません。
多くの悪法が数の力で押し切られた一方で、衆議院定数削減は市民の声と野党の結束により、先送りとなりました。さらに高市首相の身勝手な国会軽視の振る舞いに支持率も下落傾向に転じています。
高市政権への怒りは、国会前や全国各地でのペンライトデモや集会のさらなる広がりとなって表れ、進化し続けています。ここにこそ展望があります。
高市政権の戦争準備への暴走を止め、国民生活を守る政治を実現していくために、私たち市民が「改憲反対」「戦争反対」「生活守れ」の声を上げながら、市民と立憲野党との共同の灯をともし続けていきましょう。
第50回タウントーク
「市民と野党の共同アクション」の報告
「過去の自分は変えられないが、これからは声を上げ続けると心に決めた」(アキオンさん)
「国民の命と健康を守らない高市自維政権は退場を」」(ヨシママさん)

7月24日JR奈良駅前で「市民と野党の共同アクション」を開催し、82名の参加のもと、「市民と野党の共同で政治を変えようと声をあげました。
木村共同代表が、「頑張っている野党を応援しよう」、社民党阪口昌通幹事長は「高市政権の本質は、国民生活無視、大企業べったり、トランプべったり、そして戦争する国づくりだ」、新社会党福井義博委員長は「小選挙区制を廃止して選挙制度を変えよう」、日本共産党宮本次郎副委員長は「『高市政権に期待する』が月を追うごとに減っている。粘り強く運動を続けていこう」とスピーチ。
市民からはアキオンさんが「これまで政治に関心がなかったが、これからは私たちの声を無視するな、と声を上げ続けていく」、ヨシママさんは「皇室典範改悪に反対。高額療養費の自己負担額の増額はとんでもない。国民の命と健康を守らない高市自維政権には退場してもらいたい」とスピーチ。
橿原市の更井孝子さんによる7月5日の吉野ピースマーチ宣言の読み上げ、武本浩資さんと荒井真由美さんによる元気なコールが行われ、最後に佐川共同代表の「ペンライトデモが野党を動かしつつある。これは市民革命だ」の挨拶。
市民と野党の共同の灯を今後も灯し続けようという思いを共有することができました。
*馬淵澄夫前衆院議員、樋口清二郎立憲民主党奈良県連代表からはメッセージありました。
第3回 祝園奈良の会総会
奈良市副市長と手交・懇談

7月5日、北部会館で第3回祝園奈良の会総会が開催され、61名が参加しました。来賓挨拶で祝園ネット共同代表の真崎一伸さんからミサイル配置反対への共同行動が呼びかけられ、祝園奈良の会の八木健彦共同代表は祝園弾薬庫拡張工事や全国の基地化をめぐる情勢と平和的生存権を求めてこれに抗う住民運動の意義を訴えました。
敵基地攻撃能力を持つミサイル配置を止める運動の推進、奈良市国民保護計画の精神に則り奈良市長に対し、「市民の安心・安全を、世界的文化遺産を守る」ための政治の実現を求め、市長への申し入れ、文化財を守る観点から神社仏閣・教会などとの懇談、シンポジウムの開催、自治会への働きかけ等の具体的な運動の提起を受けて9名が活発に発言。活動の目的・運動の提起が了承されました。
旧統一教会解散命令と山上裁判
旧統一教会問題を考える奈良の会 代表 前 圭一
2022年7月、奈良市西大寺駅前において安倍元首相が銃撃され死亡するというショッキングな事件が起こりました。事件後、この事件を起こした山上徹也さんが旧統一教会の被害者であり、安倍元首相をはじめとした自民党が統一教会と癒着関係にあることが明らかになりました。旧統一教会の信者であった山上さんの母親は1億円もの献金を行ったことにより、兄の自殺など山上さんの家庭は破壊しました。こうした献金問題がきっかけに統一教会の反社会性に対する批判が強まり、2026年6月、文部科学省による解散請求命令が最高裁で確定しました。旧統一教会は法人格を失いますが、形を変えて活動する動きはあります。
因みに、最近旧統一教会日本支部から韓国の本部に送られた「TM報告書」が明らかになりましたが、これには高市首相や自民党の国会議員との癒着関係が赤裸々に記述されています。こうした動きは今後も注視していかなければなりません。
一方、2025年から始まった安倍元首相襲撃事件の裁判(山上裁判)は、2026年1月に奈良地裁で終身刑の判決が出されました。私たちは、この裁判に対し加害者である前に被害者だったと、温情ある判決を求めましたが、判決は「生い立ちは犯行に大きく影響しておらず」、安倍首相に「落ち度は何ら見当たらない」と、生い立ちや犯行の動機をほとんど考慮しない酷いものでした。そこで、私たちは大阪高裁の控訴審で公正な審議が行われることを求める署名を進めています。
自衛隊名簿提供違憲訴訟(RYU裁判)について
弁護士 諸富 健
ご存じの方も多いかもしれませんが、自衛隊は対象者に募集案内を送るために、毎年自治体から若者の個人情報(住所、氏名、生年月日、性別)を本人の同意なく入手しています。従来は、住民基本台帳を閲覧していたのですが、近年紙媒体や電子媒体で個人情報を提供する自治体が増え、現在その数は約3分の2にのぼります。
2023年7月上旬、自衛隊からの募集案内はがきを受け取った奈良市在住の高校生がこれはおかしいと思い、翌年3月29日、国と奈良市を相手に国家賠償請求訴訟を提起しました(通称「RYU裁判」)。対象者本人が提訴した全国初のケースです。今年3月には岐阜で全国2例目の訴訟も提起されました(通称「とも」裁判)。
訴訟の大きな争点は、名簿提供に法的根拠が認められるかどうかです。被告らは、自衛隊法97条1項の委任を受けた同法施行令120条に「防衛大臣は、…市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる。」と定められていることを根拠としています。
しかしながら、憲法13条で保障されているプライバシー権がこのような規定で容易に侵害されることが許されるはずがありません。自衛隊法97条1項にはプライバシー権について一切触れていないにもかかわらず、その下位規範で内閣が定める施行令でプライバシー権を侵害することになれば、委任の範囲を超えることになるのは明らかです。
提訴から2年以上経過し、口頭弁論期日も10回を数えますが、論点は多数にのぼり、まだまだ主張すべきことが残っています。高市政権が誕生して軍事強化が加速していますが、人的基盤の強化はその重大な柱の一つです。国策の根幹にも関わる重要な訴訟ですので、是非ご注目ください。充実したHPもありますので、検索してみてください。
変貌する自衛隊の実態を諸富弁護士からもっと詳しく聞いてみよう
日時: 10月17日(土)13:45~16:15
会場: 奈良市北部会館 3階会議室1・2
*高校生・大学生を持つ親、友人が自衛隊員などのシンポジウムも。
主催:自衛隊問題を考える奈良の会
平群のメガソーラー裁判
大阪高裁で逆転勝訴を勝ち取りました!

メガソーラーを考える会」の記者会見。
平群の豊かな山に大規模なメガソーラー開発の計画があると分かったのは、2019年のこと。問題意識を持った4人の住民が声を上げ、2020年1月「平群のメガソーラーを考える会」を立ち上げました。
業者を相手に1000人の原告を集め、工事の差し止め訴訟を提訴したのが、2021年3月でした。裁判を進める中で、考える会の土木専門のメンバーが、業者が提出した工事計画の不備を次々と指摘し、県が工事を停止させる事態になったこともありました。
しかし、この工事の危険性を何度県に訴えても県は有効な手段を取らず、常に業者寄りの対応で工事はどんどん続行していきました。
そこで、2023年8月、県を相手に工事の許可取消し訴訟を提訴。2025年3月、奈良地裁は差し止め訴訟、取消し訴訟のいずれも棄却という非情な判決を出しました。
諦めるわけにはいかず、4月大阪高裁に上告!そして、2026年6月18日大阪高裁で行政を相手に住民全面勝訴という画期的な判決を勝ち取ったのです。
7月6日、奈良県は上告断念を表明しました。参加人である業者が上告したために判決は確定していませんが、奈良県には、防災対策に即着手することを求めています。大雨で洪水寸前の危険な事態です。
今度山下知事との面談が実現します。私たちは、平群の山をもとの緑豊かな山に戻したい。そして安心して暮らせる日常を取り戻したい。その思いをしっかりと伝える所存です。
平群のメガソーラーを考える会 山岡 由紀
市民監視の「スパイ防止法」いらない奈良県民の会
西谷文和さん講演報告
堀田 美恵子

国家情報会議医設置法案が成立し、スパイ防止法が国会で審議されることを危惧し、市民監視の「スパイ防止法」いらない奈良県民の会の学習会として7月11日、奈良市生涯学習センターでジャーナリスト西谷文和さんの講演会を行いました。 59名の参加者でした。
西谷さんは、中東の取材を通じ私たちが触れることのないたくさんの取材動画と日本の治安・政治の危機について話されました。
エルサレムの分断された現状や顔認証・無人ドローン技術は私たちの想像を超え徹底されていること、パレスチナへの過酷な抑圧、ネタニヤフ政権のプロパガンダ実態や兵士のPTSD問題を報告。メディアが制限され、ネット上のフェイクや情報操作が蔓延する危険性を報告しました。
イスラエル発のスパイアプリ「ペガサス」等による監視社会化を引き合いに、日本でもスパイ防止法や国家情報局設置の動きが進む危険性を強調。日本の公安警察による市民監視の実態や、戦争が最も温暖化を加速させる本質から目を逸らす政治姿勢があることを指摘されました。
西谷さんの軽妙な語り口に引き込まれ、質疑応答では2月の総選挙後、壊されてしまった野党共闘へどのように行動したらいいのかなどの質問に、韓国の「ペンライト集会」に倣った街頭での行動が広がっていることを話されました。無言のスタンディングも訴える力のあること、現状を不安に思っている人たちを巻き込む力があると話されました。
選挙における公開討論会の実施など、市民レベルでの運動の必要性もご自身の大阪での運動の体験からのアドバイスもありました。
《お知らせ》
★第52回タウントーク
●日時 8月29日(土)18:00~19:00
●場所 学園前駅前南口
★第53回タウントーク
●日時 9月26日(土)11:00~12:00
●場所 近鉄大和西大寺駅コンコース
★奈良1区市民連合第7回総会案内
新たな市民と野党の共同を構築するために第7回総会への参加を呼びかけます!
●日時 10月3日(土)13:30開場 14:00開会 16:30終了予定
●場所 奈良市北部会館(高の原駅下車徒歩3分)
《奈良1区市民連合》地域交流会の報告
あいあいおしゃべり会
*7月17日(金)13時半 「偽りの隣人~ある諜報員の告白」を上映。スパイ防止法について交流。
感想:高市首相は憲法をないがしろにしている。踏みつぶされてしまうのではないかと不安。どうしたらいいのか。*皇室典範は象徴天皇の拒否。国旗損害罪・個人情報保護法など次々と悪法が決まることに対して参加者は怒りが。話が止まらない!
次回:9月18日(金)13時半~16時 高市首相が進める経済、日本はどうなる? 講師:糸谷哲郎さん
学園前・あやめ池・西大寺・平城
*7月31日(金)10時~12時半 世話人会
・情勢について交流
・寺院・神社・教会訪問について:西大寺・菅原神社・喜光寺・秋篠寺
・敷島に教会・鶴舞に教会・御嶽山
・8月23日の上映会の役割分担。各地域にチラシ配布
次回:8月23日(日)9時半~12時、「偽りの隣人~ある諜報員の告白」を上映。
次々回:9月7日(月)10時~12時 世話人会
佐保・若草地域
*6月30日(火)「国家情報会議」設置法案について学習。
*7月23日(木)皇室典範改正に関わって古賀茂明氏や白井聡氏の動画を視聴、今回の皇室典範改正は単に男尊女卑の問題に留まらず、「平和を願う象徴天皇」ではなく、戦争できる国への転換を謀るための改正ではないかなど意見交換。
*8月11日(火)「報道1930」の「日本人と軍隊」の録画を視聴し、自衛隊の問題点について意見交換。
*次回は9月17日(木)10時~市民の家
富雄・帝塚山地域
*7月23日(木)14時~富雄公民館 情勢の交流、今後の地域での活動について
・寺社・仏閣・教会訪問について 7月30日(木)13時~西光寺訪問
・ペンライトデモを富雄駅で実施。(9/24、10/22…18時~19時、 11/26、12/24・・・17時~18時)
*次回:8月27日(木)14時~、世話人会
*学習会ご案内: 10月24日(土)10時~1時半、会場:富雄公民館か西部公民館
講師:帝塚山大学・末吉洋文教授、テーマ「奈良県下の戦争遺跡から見えてくる平和について」
ならやまの会・高の原
*7月20日(月)10時~
《交流内容》
・祝園奈良の会から署名手交やチラシ配布について
・前田徹生名誉教授に講師として「国旗損壊罪・皇室典範改正など通常国会で国会軽視の中で成立した法律について憲法との関係について」の学習会を10月19日(月)13時半~行う。
・ペンライトデモ㏌高の原:7月9日(木)19時~20時、8月9日(日)18時~19時まで、両日とも20人近くが参加。アンパンマンの歌・ジョンレノンの歌、沖縄の歌などに合わせての初夏の夜の涼しい風に吹かれてのペンライトデモ。次回のペンライトデモin高の原:9月9日(水)18時~19時、高の原駅前
次回:8月17日(月)15時~17時まで神戸非核方式など参加者の問題提起で交流。
次々回:9月21日(月)13時半~、DVD「真相憲法」視聴。
10月19日(月)13時半~16時:前田徹生名誉教授に講師として「国旗損壊罪・皇室典範改正など国会軽視の中で成立した法律について憲法との関係について」学習
都南・済美・飛鳥・紀寺
*7月18日(土)13時半~岡谷本館
「偽りの隣人―ある諜報員の告白」上映
新しい方が参加。高市政権の国会運営や国民の事を全く考えない姿勢に怒りの声が。
次回:9月19日(土)13時半~16時、岡谷本館2階
第1回生駒地域交流会報告
6.26豪雨災害、高山第2工区の開発について活発な意見交換が行われました
7月21日、たけまるホールに14名が参加し、6月26日発生の豪雨災害のこと、高山地区第2工区の開発についての問題を中心に意見交換がされました。
豪雨災害については、被害が床上浸水77世帯、床下浸水89世帯、隣接擁壁崩落の危険性5件と甚大な被害が出ているのに、小紫市長は災害直後、視察よりも老人会のお楽しみ会を優先。実際床上浸水30cm、汚物も上がってきて大変だったのに、1週間たってからボランティアが来ても間に合わない、枚方市では災害が起こったらすぐに避難所が作られ、生駒市は対応が遅いなど怒りの声が出されました。
高山地区第2工区の開発については、20年前当時の山下真市長の当選で、開発は一旦とん挫しましたが、データセンターの誘致に手を上げるゼネコンが現れ、再び開発の計画が始まったとの報告があり、里山保全の立場から、開発反対運動と共に、来春の市長選も見据えた運動にしたいとの提案もありました。
その他アメリカべったりの高市政権への怒り、将来への不安なども出されました。
次回、8月25日(火)午後1時半からの交流会では、防災問題、高山第2工区開発問題を中心に意見交換を行っていくことになりました。