奈良1区市民連合ニュース20号発行

2022年6月発行

2022年参院選について
平和・いのち・暮らしを守る立憲野党の前進に力を尽くしましょう

2022年6月13日 奈良1区市民連合運営委員会

6月22日公示、7月10日投開票の参議院選挙奈良選挙区において、奈良1区市民連合は市民と野党の統一候補擁立をめざして取り組んできましたが、残念ながら実現させることができませんでした。

5月9日、中央の市民連合は「立憲主義の理念を共有する野党の勝利で、いのちと暮らしを守る政治の実現を」を掲げてシンポジウムを開催し、立憲野党の3党2会派と「政策要望書」を確認しました。同日、立憲民主党の西村幹事長と日本共産党の小池書記局長とが会談し、参院選に向けて、①前回総選挙にあたって両党が合意した日本共産党による「限定的な閣外からの協力」という政権合意については、今回は横に置く。②32の改選1人区での候補者については、勝利する可能性の高い選挙区を優先して候補者調整を行う。という二点についての確認が行われました。

これを受けて奈良県段階での調整が行われていましたが、6月2日、日本共産党小池書記局長が、参院選1人区の日本共産党の対応についての会見を行い、今回の参院選1人区で党公認候補を擁立しない選挙区について、青森等と調整中の鹿児島の12選挙区をあげ、その中には奈良は含まれていませんでした。

昨年の衆議院選挙前より、市民と野党の共闘は、野党共闘に恐怖を感じる権力側から、激しい攻撃と妨害にさらされてきました。さらには、2月24日ロシアによるウクライナ侵略が始まり、「力には力を」「9条では守れない」などと安全保障をめぐる世論も変化してきました。世論の変化は野党共闘へも影響を与え、前回の参院選で実現した32ある1人区すべてでの一本化が限定的になったことは大変残念です。
岸田政権は、これまでの安倍・菅政権となんら変わることなく、アメリカべったり、大企業優遇で国民のいのちと暮らし軽視の政治を続けています。さらには憲法改悪、大軍拡の動きを強め、国民を戦争に駆り立てる準備を加速させているにも関わらず、メディアはほとんど報道せず、国民の関心をそらしたまま参院選に向かっています。

このまま黙って見過ごすわけにはいきません。これまで奈良1区市民連合は、市民と野党の共闘で、平和・いのち・暮らしを守る政治を実現しようと、昨年の総選挙での経験をもとに、「奈良選挙区で統一候補の擁立を求める要請文」を地域交流会から提出、「私の願いカード」を立憲野党に提出、タウントークやPRトークで、「政治を変えるためには野党共闘しかない」「切実な願いを実現するために政治を変えよう」の訴え、統一候補の擁立を求めるキックオフ集会などのとりくみを進めてきました。 
この力は必ず次につながるものであり、平和・いのち・暮らしを守る政治を実現するために、確信をもって、地域に根を張り、市民連合のとりくみを広げていきましょう。
7月の参院選については、周りの知人、友人に参院選があることを知らせ、関心を持ってもらい、投票行動を呼びかけましょう。個人としての選挙活動は自由に行えます。今回北野候補、いおく候補より、市民連合の政策要望書に対してそれぞれ合意をいただきました。それをもとに市民連合としては立憲野党の候補者を支持することを確認しました。平和・いのち・暮らしを守る立憲野党が選挙区および比例区で大きく躍進するように力を尽くしましょう。そして、野党共闘に対する分断を乗り越え、必ず次の国政選挙では市民と野党の統一候補擁立を実現できるための糧としていきましょう。

市民と野党の共闘で、憲法を実現する社会を

県内すべての立憲野党から挨拶ならびにメッセージ
第15回 タウントーク集会がひらかれる

5月28日(土)午前11時から12時までJR奈良駅前東口広場で市民と野党の皆さんの第15回タウントーク集会を行いました。
様々な行事が重なっての集会でしたが、集まっていただいた50人の皆さんといっしょに「戦争反対、平和憲法を守れ、国民の命と暮らしを守れ!参院選で私の願いを届けよう!」「市民と野党の共闘で野党統一候補の擁立を!」と決意をかため合う集会となりました。

共同代表の坂下淑子さんが開会挨拶。この間の奈良1区市民連合の活動を紹介し、「参議院選挙では『平和、いのち、暮らしを守る』ために改憲派を3分の2以下にすること。そのためには野党統一の実現と勝利が求められている。そのことを決意する集会にしたい」と述べました。
立憲野党の皆さんからは、挨拶ならびにメッセージをいただきました。
れいわ新選組の中村巌さんは、政策の積極財政を述べ、野党がまとまって行動することが重要だと訴えました。
日本共産党の細野歩県委員長は、「自公・維新は軍事対応のみで『戦争をする国』にしようと邁進している。憲法9条を守り、平和外交で東アジアの平和を守るために市民連合の皆さんと協力して頑張っていきたい」と述べました。

みどり奈良の石川直太さんは、いのちの電話などのボランティア活動への公費支援、自然再生エネルギーなど政策要望について述べました。
立憲民主党、社民党、新社会党からはメッセージをいただきました。 
県内立憲野党からの挨拶の後に、各政党に「私の願い」を渡しました。
市民の皆さんからは原発再稼働反対の訴え、貧困救済活動から見えてくる格差社会や貧困にあえぐ市民の実態と支援の活動が訴えられました。
最後に木村宥子共同代表は、「憲法を生かした社会を実現したい。そのためには野党が統一してほしい。市民連合も応援したい」とあらためて野党の皆さんに強く訴えました。

《第2回テーマ別学習会「環境」》

エネルギーと環境の問題を深く学んだ2時間

講師の和田武さん

5月14日、奈良1区市民連合主催の第2回テーマ別学習会「環境」を行い、44人が参加しました。講師の元日本環境学会会長で自然エネルギー市民の会の代表などを歴任してこられた和田武さんのお話はたいへんにわかりやすく、「知らないことが多くて、びっくりした。」「持続可能で平和な社会の実現させるための市民一人ひとりの自主的な取り組みが必要だと強く思った。」「たくさんの自治体で住民主体の電力会社ができていることは嬉しい驚きだった。」など、参加して本当によかったという感想が寄せられました。

やってよかったPRトーク

7月10日に行われる参議院選挙がほとんど話題になっていません。
本当はとても重要な選挙なのに国民には知らされていません。
街頭では「参議院選挙って、いつあるの?」「どうせ政治は変わらないし、変わってもほしくない」との声が聞こえてきます。

自民党の政治が続けば日本は確実に戦争する国に変わります。個人の尊重を謳う憲法から国家を守る憲法に変わります。
そこで奈良1区市民連合は、5月8日から6月19日までの間、週2回、計12回のPRトークを行ってきました。


● 5月8日、JR奈良駅前の東口広場で15人が参加。「憲法9条守ろう」「ノーモア沖縄戦」「ロシアのウクライナ侵略を許さない」「原発はいかに危険か」「広域水道一体化問題」「野党統一候補の実現を」など訴えが次々。観光客がエールをくれました。

● 5月12日、近鉄奈良駅前の行基広場で。「インボイス導入の中止を」「未来の若者のために政治を変えよう」「改憲派を3分の2以下にして9条を守ろう」と訴えました。

● 5月15日、沖縄返還記念日に近鉄西大寺駅のコンコースで。「沖縄を再び戦場にするな」「年金改悪、後期高齢者の医療費2倍化を許さない」を訴え、「水道が危ない」チラシを積極的に配布しました。

● 5月19日、近鉄新大宮駅前で。衆院選の時はチラシの受け取りがよくなかった新大宮駅前でしたが、今回はチラシの受け取りがとてもよくて元気になりました。若者が自分からチラシを受け取りに来てくれました!!

● 5月26日、近鉄西大寺駅のコンコースで。1区市民連合のステキな特製のティッシュといっしょに150枚ほどのチラシを配りました。地元から3人のサプライズ参加があり、勇気づけられました。

● 6月2日、近鉄富雄駅前で。近畿大学の学生が多く、特製ティッシュの効果もあり、100枚のチラシとティッシュを配布。近くの会員さんが3人参加されました。散歩の途中に立ち寄られ,初めてチラシ配布をされた方も。参院選の意義を訴えたPRトークとなりました。

● 6月5日、近鉄菖蒲池駅北口で。西大寺・あやめ池・学園前地域交流会の皆さんが8人も参加。憲法9条の大切さを訴えました。チラシの受け取りもよく、地元の方のトークや生協平和会の方のトークが通行人やお買い物客の方の心に響いているようでした。

5月26日、立憲民主党奈良県連代表の馬淵澄夫事務所と日本共産党奈良県委員会に、奈良1区市民連合と西大寺・あやめ池・学園前地域、済美地域、飛鳥・紀寺地域の代表が参院選奈良選挙区に野党統一候補擁立へ要請行動を行いました。その後も奈良1区市民連合は再三にわたって要請・懇談を行いました。

11の地域交流会が多様なテーマで学習と交流を展開中

現在、奈良1区市民連合は奈良市で11の地域交流会を行っています。参議院選挙に向け、以下のような多様なテーマで学習と交流が行われ、延べ250人の方が参加されています。
●医療費や年金、高齢者が暮らしやすい地域づくり(済美)●原発再稼働を許さないために中村敦夫さん「線量計は鳴る」DVD視聴(あいあいおしゃべり会、高の原)●県域水道一体化の学習(富雄・帝塚山、都南・東九条)●弁護士を招いての憲法学習会(三笠、都南・東九条、登美ヶ丘、高の原、佐保・若草、あいあいおしゃべり会)●土地利用規制法学習会(どんぐりの会、都南・東九条)●地域の方を講師にした学習会(紀寺・飛鳥、あいあいおしゃべり会、西大寺・あやめ池・学園前)など。

6月5日、登美ヶ丘地域交流会は諸冨弁護士を囲んで憲法学習会を行いました。

【声】地域に密着した取り組みを
N・Mさん

奈良1区市民連合とは何ぞや!「安保法制の廃止と立憲民主主義の回復を求める市民連合デス!」と言っても、浸透は正直難しい。
ロシア・ウクライナ戦争を好機に「戦争か平和か」まさに究極の課題が突き付けられたなかでの参院選。
立憲民主党と日本共産党に「参議院選挙での野党統一候補の擁立を」の申し入れに出向き、地元に密着した吉田病院精神科医師の講演が実現。
参加者の集まりも良く、医師と参加者との質疑等も活発で初の試みとしては成功ではと安堵。
地域に密着した様々な要求を実現する為に住民や自治会にも広げ、共通政策の地域での具体化と行動が求められる。
1区市民連合の名称が広く認知されるような取り組みを目指し!

💛これからの地域交流会の予定 💛
●どんぐりの会:6月18日(土)午後1時半から 《旧佐保台幼稚園(佐保台小の隣り)》*村上敦子さんを囲んで「土地利用規制法」の学習会
●西大寺・あやめ池・学園前地域交流会:7月22日(金)午前10時から 《西部公民館》
●富雄・帝塚山地域交流会:7月22日(金)午後1時半から 《富雄公民館》
●紀寺・飛鳥地域交流会:7月27日(水)午後1時半から 《飛鳥公民館》 *原発の廃棄処理の話(地域の方を講師にした学習会)

「西大寺・あやめ池・学園前地域交流会」を紹介します
中村康郎さん(西大寺・あやめ池・学園前地域交流会)

5月26日の「心と体のケア」の学習会のようす

私たちの地域交流会の名称が正式に決まったのは6月1日。まさに産声を上げたところです。
経緯を報告すると、当初佐川さんから「一度あやめ池在住者が集まって懇談をしてはどうか」との話があり、3回ほど懇談を行いましたが、参加メンバーから「報告を受けるだけでなく、他の地域交流会を模倣して、もう少し運動体として行動する組織にしてはどうか」との意見が出され、4月に入った懇談会で、代表者、事務担当者決定と5月26日に吉田病院の医師を招き「コロナ禍での心と体のケア」の講演、地域の交流会名で政党に申し入れることを決めました。
心配していた当日の講演は参加者約30名、話も先生の人柄が滲む内容で、質問も多数出されるなど好評でした。同時に「参議院選挙での野党統一候補の擁立を」の申し入れ内容を参加者全員で承認し、同日立憲民主党(馬淵澄夫事務所)と日本共産党(県委員会)に申し入れました。
この申し入れは地域交流会としては先駆的と思っていますが、残念ながら奈良県では野党統一候補とはなりませんでした。奈良1区市民連合設立も日が浅く力量不足かと思料していますが、改憲、広がる生活困窮、地球温暖化、核共有、「戦費国債発行論」が飛び出すなど、厳しい環境のなか、中央で合意した野党との共通政策を一つ一つ解決するため、地域交流会の活動を広げていくことが肝要と考えています。

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