奈良1区市民連合ニュース23号

2022年10月発行

10月29日 第16回タウントーク

10月29日秋晴れの下、第16回タウントークをJR奈良駅で行いました。約30人の方の参加があり、約200枚のチラシが配布できました。5名の方々のトークにも耳を傾けながら、署名に、チラシ配布にと奮闘していただきました。
奈良1区市民連合木村宥子共同代表より、「今日本の政治はガタガタだが、そんな中で一生懸命にいのち、暮らし、民主主義を守ろうと頑張っている皆さんがおられる。そんな方々のお話を聞いてぜひ元気になっていただきたい」との開会の挨拶を行いました。

今日の5 人のゲストの方々のトーク

諸富健弁護士:岸田政権は4つの点で暴走している。1点目は安倍元首相の「国葬」問題。国葬費用は予備費から支出されているが、国会にもかけず、財政民主主義に反する。戦後「国葬令」自体現憲法にふさわしくないと廃止されたのに強行された。「モリ・カケ・サクラ」疑惑がある安倍元首相への弔意を強制することになり、憲法のもとの平等の精神に反する。終わったからと言って済む問題ではなく、しっかりと検証すべき。2点目は旧統一教会の問題。安倍元首相銃撃事件がきっかけとなった旧統一協会と自民党との深い関係が明らかになった。安倍元首相と旧統一教会との関係を調査する前から「難しい」とする岸田首相の姿勢は大いに問題がある。多大な被害をもたらした旧統一教会は今すぐにでも解散命令をすべき。3点目、明文改憲について。6月の通常国会では憲法審査会毎週開催し、自民党の改憲4項目をすでに提案、旧統一教会との理念と酷似している問題もあり、本当に改憲が必要か。4点目、実質改憲をしようとしている問題。ロシアによるウクライナ侵攻後、攻められたらどうするのかという世論の中で、5年間で軍事費を5兆6千億円も増やす。軍拡することで周辺地域の緊張をさらに高める。憲法を変えなくても実質戦争ができる国にしていいのか。改悪されないよう多くの方に関心を持っていただきたい。

田中正子さん:生駒市を「県域水道一体化」に参加させようとする荒井知事や小紫生駒市長に対し、参加させないよう頑張っている。生駒の水はとてもおいしく、財政的にもうまくいっていて何にも問題がない、奈良市のように生駒の水を守っていきたい。生駒には2つの浄水場があり、その浄水場が企業団のものになってしまう。遠くから水を運ぶ、そんな必要はどこにもない。水道職員が身近にいることも大事。生駒駅頭でチラシ配布すると多くの方が受け取ってくれ、反応がいいのでびっくり。おいしい水を孫子の代まで残したい。市民の安心・安全のために仕事をするのが、行政の仕事。頑張っていきたい。

JR奈良駅前東側広場にて

八木健彦さん:10 月4 日は奈良市長が一体化への不参加の表明した歴史的な日。奈良市の100 年の歴史を持つ浄水場を守った意義は大きく、未来に希望をつなげた。8 万枚のチラシ配布、タウンミーティングの開催、シンポジウムの開催、一つ一つを成功させてきた。全国に広域化、民営化の嵐が吹き荒れ、宮城県は水道事業を10 億円で企業団に売却。県民の命を10 億円で売った。水道の自治を守ることは地方自治の大きな柱を守ることだということを学んだ。水源地である大和高原に住む人々との交流も大切。この奈良市の取り組みが生駒市へ、そして橿原市へと広がっている。

田村隆幸さん;市民のひろばなら小草の会。15 年ほど前からの活動。外国、特に中国からの在留邦人のための日本語教育を県内2か所で開催してきた。また年々増える不登校の子どもたちのために学習の場、居場所づくりに取り組んでいる。きっかけは夜間中学での勤務経験から。教育と戦争は密接につながっている。戦後朝鮮半島にルーツを持つ子どもたちは日本の公教育から外されていて、そういった子どもたちへの教育保障が夜間中学の役割。勤務当時は入管法の改正から外国人労働者の子どもたちへの教育保障、そしてリーマンショック以降は貧困と格差の広がりの中で、経済力の差がそのまま学力差につながっている現状から、居場所づくりと共に無料塾を開催している。安倍政権以降道徳が教科化されるなど特に政治が深く教育に介入してきていて、ますます子どもたちの居場所がなくなってきている。微力ながら頑張っていきたい。

中嶋潤仁さん;民医連のとりくみ。この10月から後期高齢者の医療費窓口負担が2倍になった。糖尿病のインスリン治療、月に1万円の治療費が月に2 万円になる。年金だけの収入では苦しく、追い打ちをかけるような物価高。民医連としても署名にとりくんでいる。さらに3年ごとに見直しがされる介護保険制度が、さらに改悪されようとしている。利用者負担の引き上げ、ケアマネージメントにも利用者負担の導入、要介護1・2 の方の支援を地域支援事業へ移行するなど、国の負担を減らし、利用者や地方の負担を増やす「史上最悪の介護保険改悪」が目論まれている。介護の「社会化」を目指して導入された介護保険なのに、介護従事者の給料は上がらず、現場は疲弊している。すでに特養の入居は要介護3でないと申し込みすらできない。

 立ち止まって耳を傾ける方、話しかけてくる若者を含めた市民がいて、市民との交流もできたタウントークとなりました。また参加者同士、準備や片づけなどをしながらの会話もはずみ、参加者同士のちょっとした交流の場にもなりつつあります。参加者の皆さんのチームワークも良く、準備、片付けも手早くしていただき、ありがとうございました。
 トークして頂いた皆さん、本当にお忙しい中、ありがとうございました。
 次回は11 月26 日(土)10時半から西大寺駅北口で行います。

市長は「県域水道一体化」への不参加を決断しました
奈良市の水道問題を考える市民フォーラム
市民交流会のご案内
11 月17 日(木)13:30 ~
奈良市教育会館4 階大会議室にて
(奈良市登大路町55、奈良県文館西隣、
近鉄奈良駅より徒歩7 分)
市民と行政での共同の水道の自治を目指して。

やりました! 10 月4 日仲川市長は県域一体化への不参加を表明しました。こうして100 年間、奈良市民の命をつないできた奈良市営水道は護られました。
 社会的共有財としての命の水、それを災害や経済変動に対しても保障する仕組みとしての水道自治、それはまた市町村自治の柱として位置づいていました。この水道自治は破壊、剥奪されずに済みました。それには水道労働者を含めた多くの市民の熱意と努力、そして市議の頑張りと努力、両者の連携があり、それが市政を揺り動かしたと言えます。とくに市民の熱意と努力は1 区市民連合の地域交流会が、戸別訪問での署名、ポスティング、街頭宣伝、地域学習会、さらには市議を交えてのタウンミーティングと本当に草の根からの活動を展開し、大きな波紋を広げていただきました。
 風穴は開けられた!この波紋を大和盆地全域に広げ、今なお健在な地下水や井戸、溜池、小規模ダムの水源と分散配置された浄水場を破壊から守り抜こう。他方ではコストカット至上の企業的経営へと傾斜して民営化への地ならしを担う企業団のプロセスに対して、それへのへの異義申し立ての民主的仕組みを要求する動きとも結び合いながら、県が設定するレールから脱け出す道を創り出していきたい。

10月5日 奈良新聞

 また、奈良市水道の将来設計と運営についての議論に市民参加を実現する仕組み、市民参加の制度化をかちとっていきたい。再公営化後のパリの水道公社の運営と、市民と水道事業を結ぶチャンネルとして機能を発揮している市民水オブザバトリーは私たちの目標ともなるものです。多様なセクターの「参加型統治」は地方自治・地域自治を豊かなものにしていくでしょう。
 私たちはこの水道問題を通じて、水源地である東部の大和高原の中山間地域と中西部の平地・市街化地域との水のつながりを学びました。この水のつながりをさらに人のつながり、生業のつながりへと広げていき、新しい地域づくり、「地域循環型共生圏」を創り上げていく方向に踏み出していきたいです。
 先のパリの例でもエリアとしての水源地の保全のために、流域地域での10月5日 奈良新聞有機農業支援と学校給食の結合等の活動をしています。夢は広がります。

地域交流会のご案内

高の原 11 月7 日(月)1時半から3時半 高の原駅前団地  水道問題,地域の課題交流    
富雄・帝塚山 11 月8 日(火)1時半から3時半 富雄公民館3 市民連合要請書・富雄地域での会員の増 加など
どんぐり(佐保台)  11 月18 日(金)ふれあい会館  「戦争を回避するのに9条は役立つのか」交流
あいあいおしゃべり会 11 月18 日(金)1時 柳澤協二さんのレジメで学習
佐保・若草  11 月22 日(火)10 時 教育会館  水道問題など活動報告,意見交換
済美     11 月25 日(金)10時から12時 済美ふれあい会館和室  水道問題,地域の課題交流
三笠 12 月14 日(水)10 時から12 時 三笠公民館講座 室2 水道問題,地域の課題交流
都南  調整中
東九条・大安寺  調整中
飛鳥・紀寺  11 月25 日(水)午後1時半  飛鳥公民館和室
生駒     11 月13 日(日)9時50 分 生駒図書会館第2 研修室  西谷文男さん講演「紛争地から見た憲法9条」

福山真劫さんを迎えて 奈良市民連合学習交流会

10月14日、市民連合事務局の福山真劫さんを迎えて、奈良市民連合、奈良1区市民連合、奈良2区市民連合、市民連合中南和4者での学習交流会が行われました。
 福山さんからは、7月の参院選を終えてのそれぞれの総括を紹介しつつ、今後に向けての市民連合の課題、役割等について以下のようなお話がありました。
 まずは「共闘」について、分裂の歴史がありながらも、過去の経過は「横において」2014年、共闘へ踏み出した意義は大きい。参院選についての総括、立憲民主党、1人区の候補者調整についてはもっと積極的に行動すべきだった。日本共産党、野党共闘はこれまでにない攻撃を受け、調整は限定的なものになった、一本化された選挙区でも本気の共闘とは程遠いものだった。連合、仮に一本化されていても、単純な票の合算だけでは勝てなかった、過去当選したケースもあるが、かえって支持層を狭めてしまった、各党の党勢はむしろ低迷し続けている、冷静な分析が必要、とそれぞれ総括を行っている。  
 岸田政権を取り巻く情勢と課題、市民連合の役割について。自民党は2021衆院選から2022参院選では比例得票数では減らしている。そこへ統一教会問題、国葬強行、オリンピック汚職事件、支持率の低下。にもかかわらず、防衛費の増強、原発再稼働、物価高への無策など悪政を続ける。このまま日本はどうなっていくのか。変えるためには野党共闘しかない。市民連合内でも、参院選後野党共闘については様々な議論が出た。立憲民主党に対しては野党共闘への本格的取り組みの決意が欠落していたとして、野党共闘の要としての役割を果たすことを求めて行きたい、共産党に対しては、連合への批判姿勢も含めてさらなる改革と運動の強化を求めて行きたい。連合へは、「反自民・反維新」の原則を基本にしていくことを求めて行きたい。10月11日・12日、野党4党に対して12項目の政策要望書を提出。要請行動に対応した政党は、立憲、共産、社民、沖縄の風、れいわ。れいわは高木幹事長が対応し、共闘に前向きである。国民民主からは返答はない。臨時国会においては、市民連合としても立憲野党、野党共闘を支援していきたい。などのお話がありました。
 各市民連合から取り組みの紹介と共に、各地域で草の根の運動を展開していくこと、市民と野党の共闘の重要性についての意見交換がされました。

私たちの奈良1 区市民連合は動いています

第3回総会では,政治をかえるためには「政治に関心を持つ市民」を増やす事。そのためには「生活に身近な課題を実現することを通して政治に関心をもってもらう」事の大事さが出されました。
 仲川げん市長が「県域水道一体化に不参加」を表明したのは地域からの市民の活動によるものと思います。
 地域交流会での水道問題についての学習、市民に広げる署名やチラシ配布活動,地域にある美容院や酒店などへの呼びかけ,署名用紙が自治会の回覧板でまわるなど自主的な草の根からの活動が「いのちの水」を守る事に大きな役目を果たしました。
 この活動は,私たちに自信と確信をもたらしました。そして市民が「声を上げれば事態は動く」ことを実感し展望をもたらしました。
 第3回総会で地域交流会を方針の柱として大事な活動として位置付けています。
 「私たちの地域を暮らし易くするため」地域には様々な要望があります。
 奈良1区市民連合の会員は優れた地域での活動をすすめています。
 その経験と教訓に学びながら運動を広げる事,「地域づくりのプラットフォーム」の役割が求められています。
 新自由主義は地域を破壊し,市民を犠牲にして大企業が生き延びていく政策です。
この政策が格差や分断,地域の荒廃をもたらしています。
 地域交流会に参加していただいて,誰もが仲良く幸せに暮らせる人間そのものが大事にされる地域づくりをすすめていきましょう。

 現在の会員数とカンパお願い
★ 11 月5 日現在の会員数:501 名(11 月中に600 名にしたいと思います。ご協力を!)
★ 9 月19 日(第3回総会)から11 月5日までに集まったカンパ額(50 人分):10,3500 円
★ 奈良1区市民連合は実質皆様からのカンパのみで運営しています。カンパにご協力ください。
★ 振り込み先:南都銀行 平城支店 
  普通 2240803
  口座名:ナライツクシミンレンゴウ

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