戦争と和平

                     S.Y.

昨年2 月2 4 日ロシアがウクライナに戦争を起こした。「三日でキーウ占領、傀儡政権樹立」とはならなかったが、プーチン大統領は一年半過ぎても戦争をやめない。こんな筋も道理も無視する指導者に、これが国連憲章だと言っても馬の耳に念仏。ウクライナでは死者負傷者が増え続け、この冬もまた電力への空襲が予想される。長引けば長引くほどウクライナの犠牲者は増え続け、生活を支えるインフラも繰り返し繰り返し破壊される。そして「死の商人」が益々儲かる。それでいいのだろうか。

昨年8月12日、朝日新聞に早稲田大学国際教養学部の政治学教授豊永郁子さんが「抗戦ウクライナへの称賛 そして続く人間の破壊」を寄稿された。結論は、ヒトラーと屈辱的取引をして大破壊を免れたプラハとパリを紹介され、被害を抑えるための和平交渉を示唆されていた。この論考を読んで僕はドーデーの『最後の授業』を思い出した。「国境は変わるし変え得る。」それなら犠牲者をできる限り出さないよう、一時的には辛い選択でも考慮すべきではないか、という思いに至った。これは、「弱腰論J かもしれないが冷静に今、戦争継続か平和への交渉か、考える時期だと愚考します。

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