奈良1区市民連合ニュース32号

2024年5月16日発行

衆院3補選 野党完勝 自民全敗
各地の市民連合と立憲野党の連携が勝利に貢献

4月28日投開票の衆院3補欠選挙(東京15区、島根1区、長崎3区)は自民全敗、野党完勝の結果となりました。
東京15区では日本共産党が候補者を取り下げ、地域の市民連合とともに酒井さんを本格支援した市民と野党共闘の威力が混戦を制することに繋がりました。島根1区でも事実上の統一候補となった亀井さんが小選挙区制導入後初めて自民党の島根県における議席独占を打ち破る快挙を遂げ、長崎3区では大阪圏以外に勢力伸長を狙う維新候補を、社民党の推薦も受けた山田さんが立憲野党を代表して見事に退けました。これらは各地の市民連合や立憲野党がともに連携することで勝ち取った勝利でもあったと言えます。
「政権交代を望む」が「自公政権の継続」を上回る直近の世論調査結果が発表されています。奈良1区市民連合も、来たるべき総選挙勝利に向けた準備を加速させていきましょう!

市民連合4者が県内の立憲各野党に
衆院小選挙区での野党間選挙協力に向けた要請と懇談を実施

次の総選挙に向けて、市民と野党の共闘を加速させていくために、奈良市民連合、奈良1区市民連合、奈良2区市民連合、市民連合中南和の4者で、「衆議院小選挙区における立憲野党候補者の一本化等野党間選挙協力に向けた要請」を、4月17日みどり奈良、18日に立憲民主党奈良県連、日本共産党奈良県委員会、新社会党奈良県支部、ボランティアチームれいわ・ならに対してそれぞれ行いました。
各市民連合からは、岸田政権が推進するアメリカと一体となって戦争できる国づくりへの危機感とその中で多くの国民が命、暮らしを削られるような政策が、裏金問題を引き起こした自民党政治によって進められている現状を変えていくためには、奈良県ですべての選挙区で候補者の一本化など市民と野党の共闘が急務であることを訴えました。
同じ要請文を、各政党の中央にも送付しています。

みどり奈良
大森万蔵代表が対応
「勝てる選挙区での一本化は賛成。2区、3区でも一本化出来たら良い。共通政策についても合意できる」

立憲民主党奈良県連
馬淵議員の岩井秘書が対応
「要請の主旨を馬淵にも伝える。2区、3区でも立憲民主党としては候補者を擁立していきたい。立憲民主党への様々な意見がある。国民にしっかりとアピールできる政策を打ち出していきたい」

共産党奈良県委員会
宮本委員長が対応
「要望主旨、共通政策について全面賛同。野党共闘していく方向で党大会としても方針化している」

社民党奈良県支部
黒川代表が対応
「選挙協力していきたい。具体的な運動でつながっていくことが大事。市民連合からの提起についても全国的な会議で論議している」

新社会党奈良支部
森川満委員長が対応
「共通政策は大賛成。大きなところで一致していくことが大事」

ボランティアチーム れいわ・なら
松本健さんと角谷保子さんが対応、直接中央政党との連携がないため、共通政策とれいわ新選組の政策について意見交換を行いました。

来たる総選挙に向けて
会員さんの声

未来に希望が持てる社会を
●浅岡元子さん
「平和と命・くらしを守ろう!」と、選挙のたびに叫び続けてきました。しかし今日本は戦争への道に引きずり込まれています。軍事要塞化を止め、生活や生存を脅かす戦争を食い止めるには「日本国憲法」を守り抜く事です。市民と立憲野党が一つになって、立憲主義と民主主義を回復させ、未来に希望が持てる社会を作りましょう。

子どもたちのために政治を変えよう
●田村隆幸さん(なら小草の会 理事長)
昨年、小中学生の29万人以上が不登校だと報じられました。様々な理由があるのでしょうが、この数字は2012年の第二次安倍政権以来ずっと増え続けており、子どもの世界にも教師の世界にも、政治の力によって競争や統制が進み、生きづらい現場になっていることが原因の一つであると、フリースクールを運営していてそう思います。子どもたちのために政治を変えましう!

憲法の理念を実行する政府を
●東良江さん(佐保若草地域交流会)
沖縄本島及び南西諸島の住民に対する冷酷な政策、能登半島地震被災住民への無慈悲な対応、近畿地方の基地強靭化政策。かつて中曽根康弘は「日本列島不沈空母化」と言い、今年岸田文雄は訪米し、「不滅の同盟」とまで言いました。軍事同盟に私たちの命を託したくありません。日本国憲法の理念を実行する政府を求めます。そんな政府を創る政府に!

新しい政治の枠組みを
●西村徹さん(奈良県教職員組合書記長)
現在中教審の特別部会が「質の高い教師を確保」するための「方策」を審議していますが、小手先の修正にとどまり、現場教師の悲願である「30人以下学級」や「労働時間に見合った賃金」には全く踏み込んでいません。このままでは日本の義務教育は本当に遠からず崩壊します。新しい政治の枠組みを作り出しましょう!

馬淵澄夫衆院議員による国政報告会

3月24日、馬淵澄夫衆院議員による2回目の国政報告会を行いました。
馬淵議員はまず裏金問題に触れ、「最終的には2名だけの逮捕、除名処分はゼロ、離党勧告はたったの2名。議員辞職が妥当なのに、これでは問題解決につながらない」、解散総選挙について「会期末終盤、岸田首相が政治資金規正法改正を掲げての解散、または延命をしても外堀を埋められ出馬断念、総裁を替えて即解散もある。自民党大きく減ると言われているが、維新が自民と組めば、厄介な与党に。立憲民主党は、政治資金パーティの禁止、連座制の導入、企業団体献金の禁止を掲げて対抗していく」、国会対策では国土交通委員会に所属し「『2024問題』での運転手不足、14%の輸送力不足、ライドシェアについても労働環境を守っていくことが重要」、国際情勢について「米大統領選トランプの可能性が高く、より分断が進む。日本に対して、軍事費の負担増などを要求してくる可能性もある。日本もいつまでもアメリカ中心ではなく、外交の見直しが必要」、馬淵議員の経済政策「シン・成長」については「今の株価上昇はなんちゃって景気。一部のプライム企業が最高益を上げ、法人税の減税もあって、利益を留保。株の高配当で株価が上がる。一方中小企業は上がらない。実質賃金を伸ばし、庶民が使えるお金を増やしていくために、余裕のある人に負担をしてもらい、税の集め方をやさしくし、ムダ使いをしない経済政策が必要」と説明しました。
馬淵議員の外交政策や経済政策については大いに共感でき、ぜひ野党で連携して実現してほしいものです。また総選挙をめぐって、現時点で野党候補者が圧倒的に不足していること、共産党との候補者調整がうまく進んでいないなど、自民党が大きく減っても、野党が過半数を獲れる状況ではないとの報告もあり、厳しい現実を突きつけられました。国会も終盤になり、重要法案の審議が続きますが、国民の命、暮らし、平和を守る立場で、立憲民主党並びに馬淵議員自身が立憲野党の要として、市民と野党の共闘を進
めてほしい、そんな思いを込めて、最後に木村代表から会員の願いを書いた「大きなかぶ」のタペストリーを馬淵議員に手渡しました。

奈良1区市民連合タウントーク

第29回 3月23日 学園前駅

西村さん
全国的に少子化を理由に学校統廃合が進む。小規模校にはメリットがあり、歩いて学校に行けることが大事。効率ではなく子どもをまん中に。
中村さん
自民党の裏金、膨張する防衛費、万博20億円トイレ、被災者へ支援は届かず。国民のための政治の確立を。
浅岡さん
祝園弾薬庫へのミサイル配備、奈良市は本人の承諾なしに、自衛隊へ名簿提供。戦争ではなく平和の準備を。
森さん
裏金議員は呆れた答弁を繰り返すばかり。奈良1区で統一候補を擁立して当選させ、この腐りきった政治を変えて行こう。
八木さん
祝園弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」が発足。この会を戦争をくい止める新しい希望に。

第30回 4月27日 近鉄奈良駅

佐川さん
戦後78年間日本の若者は平和憲法があるから、戦争で殺し、殺されることはなかった。5月3日に平和について考えよう。
山崎さん
医師の働き方改革、増員なしで年間960時間の労働時間に。看護師も不足。このままでは医療や介護が崩壊する。政治を変えよう。
中嶋さん
介護報酬の引き下げで、約4割の事業所が赤字に。マイナンバーカードの利用率は5・47%、現行保険証の廃止は大混乱を招く。
八木さん
祝園弾薬庫へのミサイル配備。半径10㎞圏内の奈良も戦場になる。平和と文化・学研・観光都市の奈良を守ろう。
横田さん
鼓阪小が児童数減少を理由に統廃合に。子どものため、地域のため150年の歴史を持つ鼓阪小の特性を生かして、国際教育特認校として存続を。
石川さん
日本には原発と核施設が46ある。攻撃されたら自国への核兵器に。原発をなくし、冷却することが最大の地震対策で安全保障です。

落語と若者トークセッション
平和じゃないと笑えないっ!

「憲法の日」に 821人集う

15秒間の開演ベルが鳴り終わり幕が音もなく開く。
何の前触れもなくフォルテシモでピアノの音がはじけ飛び、一二三礼さん弾き語りが始まる。3曲目のぺんぺん草の歌では「名もなき者の歴史を語ろう」と歌いあげる。次の蟻の会合唱団は2曲、そして一二三さんとの合同演奏の「青い空は」で締めくくる。
自分の生き方を自分で作りだすために未来は変えていけるんだ、という希望を持って生きようとする上山真理さん(ギフテッドサバイバー)、加奥有希さん(学校統廃合反対に取り組む活動)、中西麻奈美さん(平和活動家、元ユース非核特使)、余田朝香さん(奈良女子大ピース・ナウ)の4人の皆さんに、モデレーターに田村隆幸さん(市民広場奈良小草理事長)が入ってのトークセッション。これは誰にとっても初めての試みで緊張もしたが皆さん熱心に考え議論してくださり、当日は素晴らしい一時間となった。感想も一番多く、「感動した」「面白いやり方」「どうやってあの人たちを集めたの?」「なぜ女性ばかり?(これはタマタマ)」等々。

立川談四楼さんのトークと落語は皆さん楽しんでくださったようだが、落語が聞こえ難かったとのこと。いくらリハーサルをしても問題は出るんですね。残念。
そして三条通りを歌いながらのパレードで、憲法改正国民投票に対抗する5月3日憲法の日の試みを締めくくった。
(木村宥子)

地域交流会 報告とお知らせ

各地域交流会が
「祝園ミサイル弾薬庫問題を考える」
連続学習会を開催

●講師は精華町西九条の会の信田宜司さん。パワーポイントを使って「弾薬庫の全貌・歴史・ミサイル基地としての危険性・地震の危険」などを学習。
【あいあいおしゃべり会】 *4月5日、13:30~、会員さんの協力で事前に地域に2000枚の案内チラシを配布。29名参加。

富雄・帝塚山地域交流会

【富雄・帝塚山】*4月11日、13:30~、富雄公民館で16名参加。
【ならやまの会・高の原】*4月22日、13:30~、高の原駅前団地集会所で40名参加。

《参加者の感想》「弾薬庫の規模を拡大、ミサイルの貯蔵を計画している精華町の地図・弾薬庫の構造図で危険性、中味を知って恐怖‼周辺の土地の購入・売却に国が干渉、情報公開により確認書の存在など調べ上げた緻密な内容。はじめて知った私たちはその事実に驚くばかり」「事実を知らなかった(知らされていなかった)事が怖い。『戦争する国』へ足元でも起こっている事を感じる」 「軍備は人殺し道具!戦争は命の奪い合い!軍隊は住民を守らない!軍隊のない国以外に生命を守る道はない!」「学生や若い人に知らせて地域で運動を起こしたい」「国会で議論もなく、このような事が決められていく事が最も危険な事である」
「祝園ミサイル弾薬庫問題」連続学習会の今後の予定
【学園前・あやめ池・西大寺・秋篠】 日程調整中
【飛鳥・紀寺】 6月15日、14:00~、済美ふれあい会館予定
【済美】 6月29日、13:30~、現地フィールドワーク・学習交流

祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットで作成した横断幕

【学園前・あやめ池・西大寺・平城】
*事務局会議:3月18日、4月8日、5月20日
*3月24日の国政報告会を受けて野党共闘について論議

飛鳥・紀寺地域交流会

【飛鳥・紀寺】
*3月16日、14:00~、済美ふれあい会館で年金者組合の加藤勇さんを講師に「女性に低年金者が多いのはなぜか」をテーマに学習会。「年金そのものが安い。軍事費ではなく社会保障費を増やすべき」「年金支給の格差をなくすべき」などの意見交流が行われた。
*4月24日、14:00~、済美ふれあい会館で園部勝章さんを講師に「教育大学附属小学校問題」の学習会。不当な攻撃に悔しさと怒りを込めて附小の先生方の具体的な指導やその考え方について語られ、「一律に統制することから逸脱することへの見せしめ的な攻撃と介入」と述べられた。
【佐保若草】
*3月26日、10:00~、教育会館で「公共」をテーマに交流。佐保幼稚園保護者、鼓阪を守る会の横田さんが奈良市の理不尽な廃園・統廃合計画について報告。公共を守る行政の役割を放棄した奈良市の実態を32名の参加者で共有した。
《今後の予定》 5月21日、10:00~、市民の家、6月25日、10:00~、市民の家

済美地域交流会

【済美地域】
*3月16日、13:30~、岡谷本館2階会議室で「いくさの少年期」の紙芝居を寮美千子さんが朗読、18名参加。親子の参加も。寮美千子さんの朗読で当時の少年の悲しみや悔しさが表現され、後の交流では改めて戦争がいかに駄目なものかが語られた。
《今後の予定》5月20日、12:30~、岡谷本館会議室で祝園弾薬庫のフィールドワークについて
【富雄・帝塚山地域】
《今後の予定》5月22日13:30~、富雄公民館

5月9日の憲法の改悪を許さない生駒共同選センターの「9の日宣伝は祝園ミサイル弾薬庫問題を中心に訴えました。

ニュース32号のPDFファイルは、以下からダウンロードできます。

コメントを残す